ナツ姫のひまつぶし~リベンジVer.2~

ようやく書けました~~!!

ナツ姫のひまつぶし → リベンジVer
ときまして、最終です。

今回、かばぷーの大っっ嫌いなバカ太郎が出てきます。
扱いは超お粗末ですけど、嫌いな方はご遠慮下さい。

あ、突っ込みどころ満載ですよ w( ̄o ̄)w
あしからず。







ナツ姫の暇つぶし ~リベンジVer.2~




その日、スタジオは熱気に満ちていた。

番組対抗クイズ大会。

ドラマ部門、バラエティー部門、芸人部門、文化人部門、スポーツ部門の5部門に分かれて、クイズを含む対戦形式でポイントを競うこの番組。
ポイント数によって、その日のおやつや晩御飯、商品が決まっていく。芸人さんたちにとっては、いかに多く画面に映るか、壮絶な争いが繰り広げられる。
また、筋肉勝負のスポーツ選手にとっても、ジャリ―ズにいい所を持っていかれるのでは立つ瀬がない。文化人にしても、チャライと思っていたタレント風情に知識で負けるわけにはいかないと、結構本気で勝負にでる。

そんな熾烈なクイズ番組の中に蓮とキョーコはいた。

キョーコはBOX“R”のナツとして。
蓮は春からの新ドラマの番宣で。

そして、いなくてもいいのに、あのバカ男も…。
バラエティー音楽番組の枠で。


今日のキョーコは、すっかり“ナツ”だった。
そこで、思いついたひまつぶし…。

偶然にも、BOX“R”の箱と、そいつの歌番組の箱は隣り合わせの3段目。
蓮の箱は一番前列。

クイズ番組中、思いっきり物憂げな表情で、カオリに聞く。

「ねえ、カオリ…隣の奴…。」
「ああ?不破尚でしょ?なに、ナツ、アンタ興味あるの?」
「あるわけないでしょ?」
「ナツ…、遊ぶ気?」
「クス…、興味ない。あたしは遊ばないけど、誰かからかって見ると面白いんじゃない?クスクス…」
「あら、やだ…。それじゃあ、私でいいかしら?」
「任せるわ。」

カオリが、ふっと隣の箱に声をかけた。

「不破さん。今日はよろしくお願いしますね?私たち、BOX”R”のメンバーなんです。」

バカ太郎は、ぶすっとした表情を浮かべて頷いた。

(けっ!なんで敦賀のヤローと一緒の番組なんだよ?キョーコが出やがるって聞いたから、出てやったのに。キョーコの奴、どこに居やがる?クイズなんて俺のガラじゃねー!!)

憤怒の表情を浮かべる。

(しかも、アイツは前で俺が後ろって、どういう了見だ?クッソ、面白くねー)

「何?不破ってこんな男?」

そんな心の声がだだ漏れるなか、カオリの呟きに、ナツはふふっと笑って聞こえよがしに言った。

「ダッサ…」

ぴきゃーん!!

「…あぁ!!?」

半ば般若の形相をした松太郎は、さっき声をかけて来た女の隣に眼を向けた。

「挨拶くらいしなさいよね。恥知らず…。」
「ナツ…、アンタ今日はご機嫌斜めね。」
「別に…?もう、つまんないわ。」

そこには…、綺麗な横顔に、冷たい目線をした女…“ナツ”が、ふい…とそ知らぬ顔をして、前を向いていた。

(……好みだ…。)

「おい、お前…、今なんてった?」

ちらり…と、ナツは顔を前に向けたまま、目線だけ松太郎に向ける。
冷たい視線を投げた後、目線を前に戻した。

(な…、なんだとぉ~~?この女!俺様にガンくれやがった!!)

興奮してクイズ番組どころの騒ぎではないバカ太郎のいる歌番組チーム。
…と、着々と点を稼ぐドラマ部門チーム。
差は開く一方だ。

そうこうしていたら、体力勝負のコーナー。
ドラマ部門からは、戦隊モノのヒーロー役がエントリーした。
とりあえず、これが済んだら食事休憩が入る。

種目は『多方向、ビーチフラッグス』
普通は2名で一本の旗を取るのだが、これは5人で3本、3人で2本、2人で1本と、まるで椅子取りゲームのように本数を減らしていく。
はじめの旗とりで、そのアクシデントは起きた。

ドラマ部門のアクションスターと、歌番組チームのジャリーズの若手が、激突してしまったのだ。

急遽白羽の矢が当たったのは敦賀蓮。
キョーコの視界には、社が慌てて事務所に確認を取る姿が入る。
内心ドキドキなのだが、ナツとしてはクールに振舞わざるをえない。
スポーツウェアに着替えた蓮の姿は眩しかった。
Tシャツからこぼれ出る二の腕の筋肉がその存在を主張し、ギャラリーから溜息がこぼれる。
そして、一番うっとおしいのは、バカ太郎が“敦賀のヤローが出るなら俺もでる!!”といらぬ気を起こしてしまったこと。

事務所のGoサインを得て、蓮はスタートラインに立った。
蓮と不破と、スポーツ選手。
争うは2本の旗。

スタートの合図とともに、軽やかに走り出す男たち。
勝負は…

あっさり、蓮とスポーツ選手が制した。
不破が猛ダッシュしたにもかかわらず、長い手を使ってふわりと攫われた、赤い旗。

悔しさのあまり、歯噛みする松太郎に、蓮の一言が刺さる。

「悪いね…。」

「ぐぬぬぬぬ…!!」


決勝…スポーツ選手との争いも、至極あっさりと、難なく制した敦賀蓮。
これによって、ドラマ部門チームの晩御飯は、高級マグロ寿司盛り合わせと相成った。

「敦賀さん、足も速かったんですね~。」
「かっこいいー。」

休憩時間に蓮の周りに群がる女優たち。
BOX”R”にも蓮のファンがいたりして、にわかに色めき立つ。
そんな中を掻い潜り、蓮はキョーコに声をかける。

「最上さん…いや、ナツ?今日は元気がないね?」
「敦賀さん…、お疲れ様です。」

綺麗なお辞儀を返すナツ。

「不破…、アレでよかった?」
「勿論です!溜飲が下がりました!」
「じゃあ、ひまつぶしはおしまい?」
「ふふふ…。もう一つ、お願いしていいですか?」
「何なりと…。」

こっそりナツが耳打ちをする姿に、腸が煮えくり返る思いで見つめる、松太郎。

(なんだ?敦賀のヤロー、キョーコのことをうんにゃら(←認めたくない)かと思ったら、あの女と仲良くしやがって!いけすかねーヤローだ。)

2人がコソコソ話をしているところを、堂々と見せ付けて、ちらりと2人そろって松太郎に視線を送る。

かっちーん!!

蓮はニコリと薄く笑ったかと思うと、ナツの腰に手をやり、スタジオを滑るように出て行った。

勿論、挑発されたとは気付かずに、後を追う松太郎。
廊下の観葉植物に隠された場所で、二人を見つけた。

「おいっ!!敦賀!!お前!何、他の女に手を出してやがるっ!!」
「…?何だい?不破君…」
「お…お前!何してやがる。」

観葉植物の陰においてあるスツールに腰掛け、足の間にナツを立たせ、腰をホールドしたまま見上げる敦賀蓮。そして、ちょうどよく蓮の顔を両手で挟み、今にもキスをしそうに顔を近づける、ナツ…いや、最上キョーコ。

「何?アンタ、邪魔しないでよ。はい、敦賀さん、取れましたよ。長い睫毛ですね。痛かったでしょう?」
「うん、ありがとう。最上さん。助かったよ。…で、何?不破君」
「敦賀さん、こんなやつの相手なんかしなくていいです。さっさとスタジオに戻りましょう?」
「ああ、そうだね。じゃ、不破君。失礼するよ。」

「なっ…?お前…、誰…?」
「はぁ?アンタも焼きが回ったわね。アタシの顔も分からないなんて、バッカじゃないの?」
「キョ…キョーコ…?」

「じゃ、敦賀さん、行きましょう?」

また2人は連れ立って、スタジオに戻る。

そして蓮が、それはそれは嫌味なお顔で再び呟いた…。



「悪いね…。」



「~~~~!!!!」


その後は燃え尽きたかどうか知らないが、祥子さんに抱えられるようにスタジオをあとにする不破尚がいたとかいないとか…。





(おしまーい♪)


いや~、コンタクトは?なんてつっこんじゃいやん。






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