Please kiss me ~女神のキスをください②~

ピコ様の

『Please kiss  me ~○○なキスを私にして~』
に参加しております。

ピコ様の企画会場はこちらです。↓
Please kiss me ~○○なキスを私にして~

本当は考えていたネタはもうちょっと違うんですけど、なんか書いていたら、こんなものが出来てしまいました。
最近の花ゆめ本誌のネタバレも含んでいるので、大丈夫かなあ?

長文過ぎて、① ② ③と分けてしまいました。
②がこちらになります。

どうぞ。



「Please kiss me ~女神のキスをください②~」






「君の…キスが欲しいんだ…。」




「・・・・・・・・」

「最上さん??」

「(ぼふん///!)はいいぃぃぃぃ!?」

「お礼、してくれるって言ったよね?期待していいと思ったんだけど。」
「ななな何て事をおっしゃるんですか!?かか・仮にも敦賀さんに、わわわ私ごときがお返しできる御礼と、そうじゃない御礼があります!!」
「そうなの?(キュラリ)俺が嫌いだから御礼なんてしたくない?」

「 …イイエ…滅相モゴザイマセン。敦賀様二置カレマシテハ、感謝シテモ仕切レナイ思イデイッパイデ・・・。」

「そう?じゃ、して?」
「いま…、ここで…デスカ?」

キョーコはごきゅりと息を詰まらせた。
(なななんで?いきなりキス?なななななんでぇぇぇ?しかも、カイン丸なんて、ずるい!)

蓮は薄く微笑んで、キョーコを見た。

「今、ここでは味気ないし、最上さんにきちんと伝えたいことがあるから、今じゃなくていいよ。ただ、長いことは待てないから、近いうちに頂戴ね?」
「ち・・近いうちって?」
「そうだなあ。食事を作りに来てくれる時にしようか。待ってるから。」
「じょじょ冗談じゃ、ありませんよね?」
「冗談じゃないよ。真剣に口説いてる。」
「くどっ・・・。」

すっと蓮がキョーコの傍に近寄り、手をとる。指先にも心臓があるみたいに感じる。

「うん。君は自分自身を取り戻した。とても勇気のいる行動で、君が前進するためにきっと必要だったと思うんだ。俺にもその勇気を分けて欲しい。伝えたいことはその時に伝えるよ。だから…勇気を貰うために、君のキスが欲しいんだ。だめ?」

(なんて、顔をしておねだりするのよぉ~)
顔を真っ赤にして、肯定も否定もしないキョーコに微笑むと、
蓮はラブミー部の部室を出て行った。

  ☆
  ☆
  ☆

そして今に至る。





数日後、蓮のマンションにキョーコの姿があった。
蓮のリクエストは『オムライス』だった。
今回のオムライスは蓮が作ったものではなく、キョーコの作品。
上に∞の文字を書いてとの注文つきだった。
(前にも8の字を書いてといわれたけど、今回は∞…。きっと意味があるのね。)
キスを強請られているのは頭の片隅にあったけれど、蓮といる時間のほうが心満たされて、あまり大きなウェイトを占めなかった。
だが、片づけが終わり、リビングでコーヒーを飲みながら寛いでいる時に、“御礼”の要求は突然やってきた。

「最上さん。そろそろ、”御礼“貰っていい?」
「へ?」
「忘れた?御礼にキスが欲しいなっていう話。」
「いえ、忘れたわけではないのですが?その…。お付き合いしていない男女が接吻を交わすというのは、大層破廉恥なことと思いますし、私ごときの接吻が御礼になるとは思えず、寧ろ毒に近いのではないかと思いますが…。」
「何でそう思うの?君のキスはご褒美でしょう?それに、キスするなら付き合えば問題ないよね?」
「いいいいええええ、めめ、滅相もゴザイマセン。」
「忘れた?本気で口説いてるよ。」
「…あの…。本気って、恐れ多くて、にわかに信じることが出来ません。ただでさえ、敦賀さんの仰る事は勘違いを呼び起こしそうで、分かりにくくて…。」
「勘違いじゃ無いよ。」

蓮がキョーコをじっと見つめる。
真剣な眼差しに、吸い込まれそうだった。
思わず『好き』と言ってしまいそうになる。

「勘違いじゃ、無いんだ。このマンションに入って料理を作って欲しいのも最上さんだけ。食後に一緒にコーヒーを飲みたいのも最上さん。自分の食事動画なんてほかの誰にも見せないよ?ましてや、自分からキスしてくれなんて、ほかの誰にも言うわけがないだろう?」

いつの間にかソファの隣に座って、手を握られていた。『好き』を自覚してからずっと隠してきた思い。鍵を何度かけ直しても、開いてしまったあの箱(恋心)。心臓が何かに摑まれたみたいだと思った。

「敦賀…さん。大事な人は作らないんじゃなかったんですか?」

蓮が目を見開いた。
「うん…。そう思ってた。けど、この気持ちは止められないみたいだ。」

「私みたいな子には、手をださないんじゃなかったんですか?」
「ううん…。大事にしたいと思って出た言葉なんだよ。勘違いさせたね。」

「私のこと…。嫌いじゃなかったんですか?」
「嫌い?そう思わせたときもあったかもね。でも、想像して?君は嫌いな相手と演技抜きで一緒にいたいと思うかい?」

キョーコはふるふると首を振った。

「嫌いな相手にキスをねだる?」

ふるふると首を振る。その頬には涙が伝っていた。

「信じて…良いんですか?」
「…うん。信じて…。キョーコ。」

蓮の手が優しくキョーコの頬に触れ、涙を拭う。
名前を呼ばれてどきりとする。こんなにも気持ちは蓮に向かっていると実感できる。

「でも、俺から君に先にキスをあげるわけにはいかないんだ。」
「…?…」
「俺は今、悪い魔法にかかっているから。まだ、君に真実を伝える勇気が無いんだ。だから、もし君が俺にかかった悪い魔法を取り除いてくれるなら…。キスをして欲しい…。」

悪い魔法…コーンも同じようなことを言っていた。
じっと見つめる蓮の眼差し…。柔らかそうな唇。

(どうしよう…。)

キョーコはしばらく目を閉じて考えようとした。
でも、まとまる筈はない。

「キョーコ?」
「敦賀さん。私がその魔法を解くことが出来る保障はありますか?」

「…あるよ。ダークムーンのロケのときに、君は俺を冷たい血の海から引き上げてくれた。セツカだった君は氷の檻から出してくれた。ほかにもまだある。君は・・・、君は俺にとって女神なんだ。」

(女神?私が?)

「女神の祝福のキスを…俺にください。
 …Please … Kiss me please …Kyoko 」




(続きます)

もうちょっとです。
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