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魅惑の産婦人科医9

前回の限定をすっ飛ばしても、お話が繋がるようにはしたつもりです。
キョコさん、覚悟を決めました。






「蓮兄。お聞きしたい事があります。」

憤怒の表情を平常時に切り替え、リビングのラグに鎮座したキョーコはそう切り出した。



魅惑の産婦人科医 9




「何…かな?」

潤みかけた瞳でキョーコに見つめられると、蓮はたじたじだ。

「蓮兄は、私のこと…好き…なの?」

  (え…そこ!?)

何を聞かれるのかと身構えていたが、そんなこと?それくらいなら自信を持って言える。

「好きに決まってるだろう。」
「どこが?」

  (ど…どこが?)

「全部。キョーコの全部が好き…なんだ」
「何で?」

  (何で…って)

「キョーコ、ちょっと待って、これ、何の尋問?」
「答えられないの?蓮兄」
「何でって、理由なんか無いよ。キョーコに初めて会った時から好きなんだから」
「だから何で?」



「…わからない」

何でと聞かれると、明確な理由など無い。
けれど、今の状況で『なんとなく』とか、『たまたま』などと言ってはいけないと、男の勘が働く。

「ほら、言えないんだ」
「いや、好きって言う感情に理由はないと思うんだ。一瞬で好きだと感じた。一目惚れ…だと思うけど、それじゃダメなの?」
「ダメ…じゃないけど…。じゃあ何で、他の女性と付き合ってたの?」

  (問題はそこか…)

蓮は眼鏡を押し上げながらふーっと息を吐いて、キョーコの手をとった。

「まず、こっちに座って」
「いや。なし崩しになるから座らない」
「…そう。じゃあせめて正座は…」
「それもいや。正座は平気、ちゃんと答えてくれるまでこれがいい」
「…分かった」

正面に胡坐で座る。

「正直、君と初めて会った時、俺は自分の感情に蓋をしようとした。」
「え…、何で?」
「だって普通に考えてごらん?中2と小学4年生だよ?どうしよう、俺…とか思ったよ」
「そんなの気にしたの?」
「当時はそれなりにね。でも、キョーコが懐くし可愛いし、仕方ないから面倒見のいいお兄ちゃんになろうと思った。」
「凄く自慢の隣のお兄ちゃん」
「うん。そう思ってくれてるのが凄く分かった。だけど体は大人になるんだよ。君を待てずにね。キョーコもどんどん綺麗になって行くから、これでも随分と我慢したんだけどな。」
「我慢なんてしてたんだ、知らなかった。てっきり私なんかに興味が無いものとばかり…」
「うん。隠してたからね。最悪だったのが、キョーコが中3の時の家庭教師。」
「何で最悪なの?」
「ほら、無自覚。君は中3、義務教育。俺は大学1年の健全男子。性欲真っ盛りの男子高校生を何とかクリアしたと思ったら、次は淫行罪になっちゃう。狭い部屋にいい匂いのするキョーコと二人きり、柔らかくて白い肌がすぐ側に見えて…ショートパンツにタンクトップ、ミニスカートときたら、どんな拷問かと思ったくらいだ。」
「でも合意の上なら」
「しても良かった?…本当に?」
「・・・・・」
「だよね?」

はあ…と顔に手をやり、指の隙間からレンズ越しにキョーコを見る。

「だから、女子高・女子大を勧めた。それなら飢えた獣からキョーコを遠ざけられると思ったから。」

あんまり効果は無かったけど…と小さく呟くのが聞こえた。

「キョーコが抱けないなら、他で処理するしかないんだ。男の場合はね」
「だけど、私が他の男を好きになるのは許せない?」
「…正解。自分でも勝手だと思うよ。でも、もし…もしキョーコがそいつらを本当で好きなら、応援できる自信はあった。だけど、感情がついていかなかった。やっぱりキョーコが欲しかったんだ…ずっと。それを体で誤魔化してたってところかな。気持ちに蓋をして、蓋をして、それでもキョーコの代わりが欲しくて、キョーコのものを集めた。気持ち悪い?」

キョーコはふるふると首を振る

「それをあの二人は知ってたの?」
「多分ね。彼らの観察力は凄いから」

キョーコの頭に手を伸ばす。
拒否しているようなそぶりは見せない事に安堵して、柔らかい髪を撫でた。

「大事だったんだよ、キョーコが。他の誰にも渡したくないほど…。取り合えず二十歳になるまではと思ったけど…習慣って怖いね、次はキョーコが俺を見つめる目が気になった。」
「見つめる目?」
「“格好良くて優しい隣のお兄ちゃん”」
「あ…」
「尊敬されてるのも知ってる。信用されてるのも知ってる。君から感じる気持ちは憧れなのか何なのか判別がつかない。だけど、俺の欲しいのはそんなものじゃなかったから…隣の4歳差って結構きついもんだね。きっかけが掴めない」

そういって、蓮はキョーコの頭から手を離す。

「質問の答えになった?」

真剣な眼差しは、冗談めかした風ではない。

「もう一つ…」
「どうぞ」
「どうして、普通のS○Xをしないの?」


ぶふうっ!!?


流石の蓮も、これには噴出さずにはいられなかった…。



(続く)
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いつの間にか・・・
こんばんわー!!
お久しぶりですぅ♡

ちょっと見ない間に9まで進んでいたなんてΣ(O_O;)!!
うふふっ♡で一気読みしちゃいました

たまこ的に、ここは一つ叫ばなくては!!

ダーリーン両刀使いなんてステキー:*(〃∇〃人)*:
たまこ も蓮先生のお尻触りたーいっ!!

はぁスッキリ☆

ラストに向けて強気のキョコちゃん
どこまで強気でいけるのか(* ̄ー ̄)ニヤッ
そして、へん〇医で終わるのか
普通に終わるのか←ナナメ上の展開に爆笑デシタ(笑)
楽しみにしてまーすヽ(*´▽)ノ♪

あとあと
白衣のダーリン描いてもいいですか(^_^;)?
ダメかな?
  • 2016-07-18│20:37 |
  • たまこ URL│
  • [edit]
Re: いつの間にか・・・
> たまこ様

こんばんは!
妄想尽きることなく、地道に更新しておりまする♪

さて、最終話を目前に、ネタバレ?
斜め上のキョコさんを振り切る、超・ドへ○た医ぶりが、更に明らかとなります。
自分でも、「本当でこれ…変態だわ~」と思いながら書きました。
ちょこっと前の回で伏線を張っているので、分かる方には分かるかも?


> 白衣のダーリン描いてもいいですか(^_^;)?

もちろん、どうぞ~~!

たまこ様に捧げちゃいますよ♪両刀使いの貴島医師。

そのうち書いちゃうかもね。へ○た医・肛門科、貴島医師編…
っていうか、そのまんまネタとして書いて下さってもいいんですよ。
かばぷー的には全然OK

尻を触りまくるキジー、いいでしょ?
キョコさんとのことは応援しつつ、でも敦賀の尻は俺のもの…
なんか可愛い。と思ってしまいました。

お絵かき描けましたら、また伺いますねー
  • 2016-07-18│21:26 |
  • かばぷー URL│
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