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おはようございます

SAILEE様に捧げる キリ番リクエストです。

しばらく前に、拍手キリ番で予約してくださっていたSAILEE様のリクエストは、
アナウンサーの二人 寝起きドッキリで結婚(交際)発覚!
という内容。
曇り空の半年後、乱気流の少し前、な設定となっております。

楽しそう~~~。と飛びつきました。
ですが、ドッキリネタは、多くのサイトで見られます。
特に某○也様の寝起きドッキリは脳裏に焼き付いておりまして、ドッキリネタの中ではかばぷー一押しです。
できるだけかぶらないようにしたつもりですが、他ではかぶっているかもしれません。どうぞご容赦ください。








ある日のこと、開いたドアの先にはマイクをかぶった先輩アナウンサーの社さん。
不敵な笑みが一瞬の不安をもたらす。

「はれ…?こここ…これは…?」

最上キョーコが目をまん丸にしたところで、お題が言い渡された。

“30秒ピッタリ読み!”

…そう、原稿を30秒以内に読みきるアレ。
キョーコは、青くなりながら原稿に向かった。



おはようございます 
       ~ハレの特異日番外編5~




最上キョーコのチャレンジは、残念ながら失敗に終わった。

“30秒02”

あたり一面、ドライアイスが噴射され、机の中から女性先輩アナウンサーがバリンと天板を破ってお出ましになる。
唖然とした表情と、情けない失敗に赤くなるやら、青くなるやら…もう泣き出しそうだった。そしてあろう事か、追い討ちをかけるようにキョーコに罰ゲームが言い渡されたのだ。


【指令!】
現在出張中の敦賀アナウンサーの寝起きドッキリを遂行せよ!



(な…なんですと?)

ぽかんとした顔で社を見ると、二マリを通り越してドラ○もんの目になっている。
キョーコはマイクをかぶったままロケバスに連れ込まれ、その夜の内に一路、車で名古屋へと運ばれたのだった。





付き合って約半年になるキョーコの恋人、敦賀蓮。
彼は業界最大手のLMEテレビ局の人気イケメンアナウンサー。
絶対に面接は顔で選んだでしょう?と言い切れるほどにイケメンぞろいのLME。その中にあって絶大な人気を誇る先輩アナウンサーは、仕事もびっくりするほどの切れ者だった。

そんな蓮が何故自分を選び、告白してくれたのかは未だに謎ではあるが、やはり嬉しい事には間違いなく、出会うたびに愛を囁かれ、熱い視線を送られればやはり信じざるをえない。しかもしばらく前、約束の形を貰ったばかりだった。

そんな彼は現在、長期の出張中。LME名古屋支局に二週間ほど出向している。
連日のハードスケジュールで、メールや電話のやり取りもままならない。この前会ったのはどれくらい前だったか…。そんな中、久々に顔を見られるなんて、凄くラッキーなこと。一番心配なのは蓮の食事事情だが、社内でも公にされていない立場では、なかなか差し入れを購入して訪問するチャンスもないので、千載一遇のチャンス!
…いや、間違えた。
これはドッキリなのだ。あろう事か、キョーコが仕掛け人の寝起きドッキリ。
蓮の心配をしていることなど、おくびにも出してはいけない状況で連れて来られてしまっている。

プロデューサーから、蓮が午前2時過ぎまで仕事をしていて、ようやく滞在している部屋に戻ったと連絡が入る。もうすぐ現地に到着予定だが、おそらく入眠から約2時間と言ったところ。
こっちも車中で軽く仮眠を取っただけで来ている。化粧はボロボロ、クマはコンシーラーで隠して何とか態を整える。女子アナが花形の綺麗なお仕事だなんて、一体誰が言ったんだ?

ちょっと文句の一つも言いたいところをぐっと堪えて、蓮の宿泊先にロケバスを停めた。

部屋の鍵が渡され、段取りを打ち合わせる。
イケメンアナの疲れきったむさ苦しい寝起きが撮れればOK.
そうでなくても、画面で見せない意外な素顔が垣間見れたら、それでいいそうなのだ。

キョーコはふっと、驚いた蓮の顔を想像する。…が、乱れた姿なぞ想像できない。
プロポーズを受けてから、たまに泊まりに行くようにはなったものの、概ね蓮は涼しい顔をしてキョーコより早く目を覚ます。
寝乱れた様子も見た事がないし、ましてや慌てふためく蓮の姿は想像できない。

そんな思いを抱いたまま、キョーコは蓮の部屋の前に立った。

「(皆さん、おはようございます。最上キョーコです。私は今LMEの先輩である、敦賀蓮アナウンサーを起こしに来ました。皆さん、敦賀アナの寝起き…見て見たいですか?ちょっとお邪魔してみましょう。)」

こっそりひっそりとマイクを握る。
こんなところで、バレては元も子もないのだ。

鍵をゆっくり差し入れてドアノブを回す。
急にキョーコの心臓はドキバクと脈打ち始める。
その理由は、打ち合わせの時に驚くような発言があったからだ。

(もし、女性を連れ込んでいるような事があったら、速攻で逃げるからね!)

蓮に限ってそんなことはない。…と思うのだけれど、元がタラシでスケコマシだからなあ…なんて、思ってみる自分が情けない。でも、そうなったらそうなったで、ロケにきているのは彼女である自分なのだ。言い逃れなんて絶対させない。

妙に強気な自分に驚いて、ドアをゆっくり押した。

殆ど何もない状態のありふれたビジネスホテルの一室。
テレビの前の椅子の背もたれには、カッターシャツが無造作に置かれている。
机には、眼鏡とスケジュール帳と空いたビールの缶。
足元には革靴がきちんと揃えられていた。
一人でいることにホッとして、久しぶりの蓮のにおいにキュンと胸が締め付けられる。

「(ぐっすりとお休みのようです)」

朝日が昇り始めたのか、カーテンの隙間にほんの少しだけ光がさす薄暗い室内で、ベッドに目を凝らす。
殆ど頭までシーツに覆われた状態でピクリとも動かない。

ゆっくりとキョーコが蓮の頭元に近づいた。

「(おはようございます…)」

蓮の目は覚めない。

(あれ…?おかしいな。普通だったら、このあたりで敦賀さんの眼が覚めるはずなんだけど…。)

ずれそうなマイクの頭を支えて、更に近づいて声をかけた。

「(敦賀さん…おはようございます。朝ですよー)」

そう囁いたとたん、シーツの隙間から、にゅっと腕が伸びた。
キョーコの手をむんずと握り、一瞬でキョーコはシーツに引きずり込まれてしまった。

「お帰り…キョーコ…」
「(ひいぃっ!)」

あまりの突然の蓮の行動に、カメラさん一同動きが止まった。
ややかすれてはいるけれど、はっきりと聞こえた低く響く声。

(おっ…お帰り!?お帰りって言った??今!?しかも、キョーコって…呼び捨て…えええっ!?)

勿論スタッフは、動揺を隠せない。
そこで慌てて照明を照らすと、あろうことか、キョーコの上半身をシーツに囲い込み、必死に手で押しのけるキョーコの顔を引き寄せる。

「つつつ…敦賀さん!ちょ!離してください!ままま…間違ってます!寝ぼけてます!」
「ん~ん…間違ってない…俺のキョーコ…(ちゅ…ちゅっ…)」

(げえっ!?キ…キスしてる?ガチで?マジで?)

目の前で繰り広げられる、赤面もののキスシーン。
ちょっと面白い画なのは、キョーコのマイクの被り物さえもろともせずキスする敦賀アナと、キョーコの下半身がベッド脇でばたばたしている事。

「ふむっ!!敦賀さん、これ!ドッキリ!寝起きドッキリ!番組なんですー!」
「ん~ん…聞いてない…」
「ぎゃっ!だめ!離して!蓮さん!ダメ~!!!(ごつッ…)」

一瞬蓮の動きが止まる。


「…何これ…マイク…?」

「だから…ドッキリですってぇ~~~」

真っ赤な顔をして、シーツの中からキョーコがずるずると腰を引いて出てきた。あからさまに胸元を押さえているところを見ると、どうもブラのホックをはずされてしまっているらしい。

「キョーコ…?」

まだ名残惜しいらしい蓮は、ベッドの脇にうずくまるキョーコの腕を放そうとはしない。
やがて、ようやく照明と他の人間の気配に気付いたように、「ああ、そうか…」と呟くと、上半身を起こした。

「おはようございます。皆さんおそろいで…ドッキリですか。参りましたね…」

髪をかきあげる仕草も格好いい上に、ゆったりしたTシャツごしでも逞しく盛り上がる胸筋と上腕の筋肉が眩しい。
それでも右手はキョーコを離さない辺り、よほど名残惜しいんだろう。

「…久々の彼女の気配だったので、油断してしまいました。ここ、そういえば名古屋でしたね。お見苦しいところをお見せして、申し訳ありません。」

(そんな…無駄に煌びやかに微笑まれても…)

にこにこと悪びれもせずに微笑む敦賀蓮とは対照的に、胸元を押えたままでベッドの脇に隠れるように蹲る真っ赤な最上キョーコ…。
カメラは一部始終を捉えたが、いつもの朝の様子であろうことは想像に難くない。

さて…この後、これをどのように扱うか…
あまりに衝撃的で、局アナと言えどプライバシーは守られる権利がある。
これも、ある意味女性関係。お蔵入りは間違いないだろう。

もちろん、放送は出来ずとも、これが元で大盛況の内に社内にばれてしまったのは言うまでもないが、それ以上に女性陣を驚かせ歯噛みさせたのは、想像を超えた甘々な朝の濃ゆ~いスキンシップであろう事はさらに言うまでもない…。



(おしまい)



SAILEEさま、いかがでしたでしょうか?
リクエスト、ありがとうございました。
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Comment

お約束
「寝起きドッキリ」の二次は、実は読んだ記憶が無くて…。きっと、あったのでしょうが…。

お約束で、ど定番…な設定を、いや〰かばぷー様ったら、すごーーく美味しく料理してくださって(〃∇〃)すごいニマニマしちゃいました、えへへ(*´ω`*)大好きなアナ二人なので、余計楽しみました(*^^*)

ところで、今までの知識の結集なのかなんなのか。やはりかばぷー様は、アナウンサー業界とか…とてもよくご存知というか。描写や説明がしっかりしているのでこれまた面白いんですよね( ☆∀☆)
  • 2016-09-19│22:47 |
  • ぽてとたべたい&ぽてとあげたい URL│
  • [edit]
わぁーーっヽ(*≧ω≦)ノ
マイ○マンだぁーっ(*≧∀≦*)
絶対キョーコアナ似合う!可愛い!(笑)

そして私の中でも寝起きドッキリと言えば同じく某様!しかも某絵師様のイラスト付きだったもんね?余計にクッキリハッキリ印象に(〃艸〃)♡

でもアナウンサーなお二人になるとまた違ってイイーっ(//∇//)
マイ○マンもろともちゅうとか笑っちゃったけど(*≧∀≦*)
ちゃっかりブラ外してるとかやっぱ蓮サン侮れんな(* ̄ー ̄)ニヤリ♡

アナウンサーシリーズはこうやってたまにこれからも見たいなぁ(*^^*)ホクホク♪
ああ 素敵!!!
被り物をものともせず濃厚な朝のコミュニケーションとは
よっぽどキョーコさん不足だったんですねw
社内バレだけでお蔵入りはもったいないです。
これがローリー社長なら
社を上げての結婚式にでもなんでも
びっくり映像でだしてくれそうなのに…
素敵なお話ありがとうございましたー。
  • 2016-09-20│11:02 |
  • SAILEE URL│
  • [edit]
Re: お約束
> ぽてとたべたい&ぽてとあげたい さま

きゃ!!凄い褒め言葉、ありがとー
もう、ぽてしゃんったら、褒め上手なんだから!

ちなみにアナウンサーシリーズ・・・全部妄想!!
正直、本当に本当で妄想!!
出張だって、妄想!!

だってー、業界のことなんてわかんないもん。
だから、きっと業界の人が見たら怒られちゃうかもねー?
  • 2016-09-20│20:03 |
  • かばぷー URL│
  • [edit]
Re: わぁーーっヽ(*≧ω≦)ノ
> popipiさま

その通り! マイ○マンだぁじょっ!!!(*≧∀≦*)

だってー、キョコさんにも社さんにも似合いそうなんだもんあの被り物。
まっすーアナに似合うんだからね!

でも蓮さんにはかぶらせたくなかった我儘かばぷー。
だから出張なのさ!(〃艸〃)

某様の寝起きドッキリ、ぽぴしゃんイチ押しの不憫な光君でモロに可哀相だもん。
これは外せませんよね?記憶にドドンと残りまくり!!
しかも蓮さん、超かっこいいし!!
鼻血でる~って思ってた。

う…またお邪魔したくなった。行ってこよ。
  • 2016-09-20│20:11 |
  • かばぷー URL│
  • [edit]
Re: ああ 素敵!!!
> SAILEEさま

喜んでいただけた?
やった!やったー!!!

書いてて楽しかったよ?拍手コメのほうにも、リク主SAILEE様宛に感謝ですって。

だってー、うちのアナウンサー蓮君は交際中は慢性的キョコさん不足につき、
普段格好良く我慢してる分、油断するとすぐ抱きしめちゃうお人だからー。
だけど、いつばれてもいいよってスタンスでいる人なので、きっと、この後
ロケバスには間に合うように、でも補給はしたに違いありません!!
  • 2016-09-20│20:21 |
  • かばぷー URL│
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