恋する死神(前編)

こんばんは

最近ちょっと忙しくて、ヘロヘロ…
昨日も寒気がしてさっと寝たのです。

きょうは、思いついたものをUPします。

最近好きな死神さん。思わずカテゴリも作っちゃった(エヘ)ヽ(≧∀≦)ノ

デレデレ系のつもりですので、蓮誕前の糖分補給にいかがですか?







恋する死神 ~前編~




みなさんこんばんは。

私は死神です。

信じられませんか?まあ、そうでしょうね。普通は死神ですと自己紹介したところで、何の冗談かと一蹴されるのがオチですけれど、自分の存在を信じてくれる奇特な女性がいたんです。そう、とても奇特な女性がね。

その女性は私のことを召還し、使役する女性です。

え?何のことですって?

そうですね…説明すると長くなりますが、簡単に言うと彼女に呼び出されて彼女のものとなった…といえばよろしいでしょうか。
そんな私の日常ですが、少し語らせていただきましょう。



*  *  *



「キョーコ、今日は何時ごろ帰りますか?」

死神は朝のまどろんだベッドの中で、彼のご主人…もとい、彼女に声をかけた。

「ん…、多分…7時は過ぎると思う…」
「そうですか。ではその頃に戻る事にしましょう。」

「…お仕事?」

「ええ、それまではね。」
「忙しいのね。」
「でも、あなたの近くからさほど離れているわけではありませんから、そんなに悲しそうな目をしないでください。」
「…よく分かったわね」
「まあ、そうですね。大体わかるようになりました。」
「…なんだか悔しい。」
「そうですか?私は嬉しいです。」

そう言って死神はキョーコの頬に口付けた。

「あなたって本当に…」
「………女タラシ?」

「よく分かったわね」
「ええ、大体は」

ニヤリと意地悪く笑う顔は見とれるほどに美しい。

むくりとキョーコはその身を起こし、服を身に付けた。

「ねえ死神、今日のお仕事が終わったら、家じゃなくて外で晩御飯食べない?」
「外で…ですか?珍しいですね」
「何?いやなの?」
「滅相もない。あなたが一緒に出かけようと望むなら、私はそれに従うまでです。」
「んふふふふふ…相変わらずの忠誠心ね。好きよ?」
「私もです」

そういうと、また口付けを交わす。

「じゃあね、会社の入り口まで迎えに来てくれない?」
「会社の入り口…分かりました。時間は19時でよろしいですか?」
「ええ、そうね。もしかしたら5分、10分ずれるかも知れないけど待ってて?」
「ええ、いいですよ。」
「嬉しいわ、よろしくね」

そういうと、また二人はキスを交わした。





18:45

キョーコは腕時計を見た。

(まず…予想以上に時間が掛かっちゃった。死神…もう少し待っててくれるかな)

新しいクライアントがなかなか離してくれなかった。
慌てて最後の仕事に取り掛り始めたキョーコに、追い討ちをかけるような不破の声が響いた。

「あ~あ、やってらんねー。打ち合わせが延びたからって、部下に労いの言葉もなしかよ?」

カッチーン!

(はあ?もともとはあんた達が抱えていた案件でしょうよ!?あんたとあんたの部下二人揃っても上手く纏まらないからってこっちまで引っ張り出しといて、侘びの一つもないってどういうことよ!?)

腸が煮えくり返りそうな思いを抱えて、それでもキョーコは帰り支度の手を休めなかった。

(これだけは入力して帰らないと…)

「(最上チーフ…もしかして、今日、デートなんじゃないですか?)」
「(うっ…何でそれ!?)」
「(だって…今日は凄く可愛くおめかし…)」
「(ありがと…とにかく急ぐ!)」
「(切りのいいところで教えてください。あとは私がやっておきます)」

同じチームの百瀬さんが、こっそり声をかけてくれた。気配りが出来て可愛くて…彼女が同じチームにいるだけで和む。

(…まあ、確かに彼女と比べたら私なんてガサツよね…。)

彼女の気遣いを有難く受け止めながら、明日の段取りをして会社を出たのは19:30を回った頃だった。

(死神…待ってるわよね…)

慌ててエレベーターに滑り込んだ時、キョーコは階段を使えばよかったと死ぬほど後悔した。

「あ…すみません。乗ります」
「………」

中を見た瞬間、キョーコの脚が一瞬足が止まってしまった。

「さっさと乗れよ。降りるんだろう」

「(むっ…)」

「チーフになって張り切ってるのは分かるけどな、全部自分でしようとするな。肩の力を抜け。」

(はぁ?あんたに言われたくないわよ!!)
ふつふつと黒いオーラが滲み出すのが自分でも分かる。

「今日のは…悪かった。その、お前まで引っ張り出して、飯…奢る」

「…はぁ?お断りします」

「なッ…俺が誘ってやってるのに、なんだよその態度。感じ悪いな」
「いえ、食事の相手は間に合ってるので!」
「はあ?色気のないお前に相手がいるわけないだろう」
「お生憎さま、食事を一緒に取る相手くらいはいます」
「どうせ女だろう」
「いえ、男性です」

エレベーターが一階に着いたにもかかわらず、そのままキョーコの後を着いてくる不破。

「おい!俺の奢りだって言ってるだろうが。」

(だー!!うっとおしい!どこまで付いて来るのよ?)

会社のエントランスを出ると、向かいのガードレールの前に、背の高いシルエットが佇んでいた。




(後編に続く)

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不破とご対面?

更新いつも楽しみにしてます。

死神シリーズ、ぐふふです。

死神蓮さんと松が会ってしまうようす!恋する蓮さんは、どんな反応をするのか!!

というか普段の蓮さんは一般人から見えるのでしょうか?

Re: 不破とご対面?

> harunatsu7711 さま

コメントありがとうございま~す
結構、死神が好きなかばぷーです。敬語に萌えてます。

クールで格好いい死神さんは、バカ太郎と対面してどんな反応をするのか!?
クールですよ~~(多分)

今日の後編でお楽しみいただけると嬉しいです。
因みに…周りの人から見えるのか!?それは…まだ秘密です。
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