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  • 2017-02-09│
  • Category:死神

恋する死神(後編)

う~~・・・バカ太郎は嫌いなのに、書いちゃった・・・(軽い自己嫌悪)プンヾ(`・3・´)ノプン

まあ、たまにはってことで。
扱いは悪いのですよ。うん。

糖分補給になってますか?

2017,4,16 (一部改稿)







恋する死神 ~後編~





(死神!!)

会社の前で待ち合わせをした死神は、濃いグレーの上質なコートを羽織り、ライトブルーのグラデーションが入ったマフラーという出で立ち。ポケットに手を入れた立ち姿は見とれるほど美しく淡い光を放っているのに、周りはまるで死神の姿が見えていないように彼の目の前を素通りをしていく。

そう…周りの人には死神が見えていないのかもしれなかった。

こんなに美しいのに、誰も関心を寄せないなんてありえない…けれど、キョーコと歩いている時だけ誰もが死神を振り返り、それ以外の時には関心も寄せないなんて不思議なことは何度か経験した。

キョーコが声に出す間もなく駆け寄ろうとすると、死神はキョーコの顔を見てにこりと笑った。

「ごめん!遅くなって」
「いえ?そんなに待ってはいません。待つ時間も十分に楽しい時間でしたよ。」

にこやかにキョーコに微笑む死神の笑顔は、仕事の疲れなどあっという間に取り去ってしまうほどに効果絶大だった。

「じゃあ、行きましょうか」
「ええ」

するりとキョーコの手を握って自分の腕に絡ませたとき、その声は聞こえた。

「オイ!ちょっと待て!」

(あ…忘れてた。)

くるりと振り返ると、不破が少し怒りを孕んだような顔つきで立っていた。

「何よ」
「何…ってお前、男いたのか?」
「何よ、悪い?って言うか、まだ何か用?」
「飯、どうすんだよ」
「いらないって言ったでしょ」
「お前!失礼にもほどがあるだろう」
「そのままそっくりお返しします!」

いつもの柔らかい雰囲気とは少し違う空気を纏い、死神は聞いた。

「キョーコ…どちら様?」

でも、相変わらず優しい笑顔の死神

「あ~…会社の先輩…」

苦虫を噛み潰したようなキョーコの様子を見て、合点がいった様だった。

「ああ、もしかして君の魅力に全く気付くことのなかった見る目のない彼?」



「んなッ…!」

「そうか…不破君…とかいったね。そうか、君が…」

死神はキョーコの腰を抱いたままで不破の事をじっと見つめた。


「君…もう少し甘いものは控えた方がよさそうだね。」

「…は!?」

「そうだな…プッ○ンプリンと言ったかな、あれ…君にとっては良くないようだ。特に大きなサイズが好きらしいけど」

「はぁっ!!??」





ぶふふふふっ!!!

(いつもクールを装ってる不破先輩が、特大プッチン○リンて…ぶぶぶぶっ!!)


「後は…タクシーに気をつけるといい。まあ、大丈夫だろうけどね?」

多分不破には、何のことかわからないだろう。

「行こうか」
「はい」

腕を絡めたままで、呆然と立つ不破に背を向けた。

「あ…もう一つ言い忘れた。」
「?」

歩みを止めてもう一度振り返る。
先ほどのにこやかな表情ではなく、無表情に近く冷徹と言えるほどの雰囲気を纏っている。
死神の美しさを際立たせるその表情に、キョーコは見蕩れた。



「キョーコに手を出したら…その命、容赦なく狩るよ?」


ザーッと青くなる不破を残し、ニヤリと満足げに微笑んだ死神…

二人は仲睦まじく寄り添って夜の街に消えた。




*  *  *




「死神…ん………死神…」
「何?」

「ああっ…好き…」

「知っていますよ…私も…好きです」

何度目かの絶頂を迎え、キョーコは夢うつつだった。

「キョーコ、知っていますか?私はあなたに恋をしています」
「…恋?してくれているの?」
「ええ…とても幸せで温かい気持ち。これが恋でなければ何と言うのでしょう」
「嬉しい…好きよ」

「参りましたね…あなたを恋しいと思うあまりに自分の仕事がなんなのか分からなくなってしまいそうです…」








―――本当に恋とは不思議なものです。

彼女の側にいたいと願い、彼女を抱きしめたいと願う自分がいるのです。
甘く切なく…温かい感情が流れるような不思議な気持ちになるのです。
心から…そう思えるほどの心が私に存在していることも不思議でなりません。


私は死神です。

人の死を見取るもの…自分から奪ったりはしません。
けれど、狩ろうと思えば狩れるでしょうね。
それがはっきりとあの瞬間に分かりました。

今まで、私の中にあのような激しい気持ちが潜んでいるなんて考えた事もありませんでした。
だって、私は仮にも神の内の一人なのですから。

でも…

私は間違いなく恋をしています。


え?誰にですか?

私を死神と知っても驚くことなく、側にいてと願った奇特で可愛い女性

最上キョーコに恋をしているのです。






(恋する死神 完)




何ちゃってー((⊂(^ω^)⊃))
こんなメロメロな死神さん、どないでしょ?

相変わらず名前も出てこないのに、神の寵児なんですよ~~

明日は蓮様のお誕生日ですね。ボン・ボン・ショコラをUPいたします。
いい誕生日になるといいですね。







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