思い出は苦くもあり甘くもあり【lingerie】

その後の番外編④、コレで思いついたものはラストです。
よくもまあ…本当に妄想脳ですよね。自分が恐ろしいわ…








「あの…ですね、チェストの中に入っていた下着なんですけど…」
「ああ、あの下着がどうかした?」

キョーコの顔は真っ赤だ。

「ままま…まさかとは思うんですが…あれ…私の…ですか?」



思い出は苦くもあり甘くもあり【lingerie】
~ボン・ボン・ショコラ番外編④~




新しく衣類を入れようとチェストを開いた中から出て来たのは、色も派手だがデザインが何ともいえないエロかわランジェリー…

その下着を見た途端、キョーコは唖然としたのだ。

「なッ…!?何これ!?誰の下着よ!??」

それもそのはず、キョーコの趣味とは程遠い大人好みのセクシー系下着である。
どこをどう考えても自分で選ぶとは思えないし、まさか、蓮が…と思って頭をぶんぶん振る。

「ちがっ!違うわ。他の人のだなんてありえない。うん、きっとそう。敦賀さんの趣味なのよ!」

まさかとは思うが、派手な下着を身に付けさせる趣味があったとか?
だけど…出来ればそれは考えたくなかった。

そこへ蓮が部屋に戻ってきた。

「どうしたの?大きな声を上げて」
「つ…敦賀さん」

そして冒頭の台詞

「ああ、勿論君のものに決まってるじゃないか。でもビックリすると思って、だるま屋に言付けたのは元々持っていたものにしたけどね」
「私の!?」
「そう、君の。この部屋に君のもの以外の女物があるわけがないだろう?」
「ハア…これが…私の…」

納得いかない面持ちで首をかしげる。
その姿に、う~んと唸った蓮は続けた。

「とは言っても厳密に言うと最上キョーコではなくセツカの下着といった方がいいかな。」
「セツカ…さん?」
「ああ、心配しなくていいよ。君の役柄の名前だから。“ブラコンでローテンションでお洒落なハードロッカー”の雪花・ヒール」
「…なんですか?その珍妙なフレーズ」
「珍妙って…何気に酷いな。写真…あるかな…」

そう言ってぽちぽちと携帯のフォルダーを探した。

「ああ、あった。これだよ」

蓮が見せた画像にまた唖然とした。

「こ…こんなの!??これ、役柄?私!!??」

キョーコが驚くのは当然の事。
今までのキョーコの生活とはなじまないセツカの姿があったのだから。

「そう。因みに君の兄役は当然俺で、映画の撮影の間は一緒の部屋に寝泊りして時々は抱き合って眠って…」
「噓!抱き合ってた?」
「噓じゃないよ。(←オイ!)君の付けた濃い歯型とキスマークが…」
「ぎゃー!!うそ!噓って言って!」
「往生際が悪い…」

蓮は慌てふためくキョーコを抱き上げた。

「あのね、今更おたおたしないの。あれはあれで良かったんだから。君と俺が急接近した出来事でもあるしね」
「そう…なんですか?」

「そうだよ?セツ…」

にやっと蓮がカインを憑けた。

(うっ…雰囲気が変わってます!!)

つい先日の某チョコレートのCMの時のような演技を求められているのだろうか?
その時も上手く出来た気はしないが、記憶も乏しいのになんだかやたらと褒められて、うれしかったのは事実だ。
キョーコは思い切って蓮にたずねてみた。


「私、どうすれば…いいんですか?」

「好きにしていい…お前は俺を兄さんと呼んだ。だが、呼び方などどうでもいいんだ。俺は…お前のものだ。その時も…これからもな…」

「に…兄さん…?」
「ふっ…悪くない。さあ、セツ…下着も身に付けてみようか?」


蓮とも違う仄かに昏いお人のいきなりの色気を放つ登場に、抱き上げられたままのキョーコがセツカを纏える筈もなかった。


「ぎゃあぁぁぁぁぁっ!!!! むっ…無理!!破廉恥です~~!!!」






―――思い出は苦くもあり、甘くもあり…





(lingerie完)



ぎゃあっ!!(。Д゚; 三 ;゚Д゚)
こんなの言わない!でも、言うかも!
この後で軽く舌打ちする蓮さんが見えるような、見えないような…

怒涛の四蓮チャン!
番外編にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
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蓮さんたら

キョコさんを再び手に入れたことで、余裕ができ、記憶にない持ち物を利用して、今の「何もしらないキョコさん」の反応を見ながらイチャベタというのを楽しんでるっぽい?

思い出しては欲しいけれど、それは言えないことだから。そこは切ないですが。

今許される範囲で苦く甘い思い出をじっくり味わう蓮くんとそれに付き合うキョコさんの新婚生活・・・まだまだ読めるのかしら。

かばぷーさんの妄想脳万歳!!ブラボー!です。

Re: 蓮さんたら

> まじーんさま

きっとキョコさんも楽しんでいると思います。
え、この頃の私は…うっそーん! みたいな?
でも、ちょこっと蓮さんの脚色が入りーの、願望が入りーの、欲望ごちゃ混ぜーのになっていると思います。
勿論思い出して欲しいとは一言も言わず、一人でふふふっと思い出に浸りながら、イチャベタを楽しむ蓮さんです。

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