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森の白雪姫

えっと~…勘違いで書いたものなんですけど、丁度いい加減のバカ話に成り果てましたのでご紹介いたします。
本当にバカ…自分で自分を責めたい位です。(´;ω;`)




森の白雪姫




♪ある日、森の中 白雪に出遭った


ある日、モガミ国とツルガ国の国境にある森の奥深くに延びる小道の脇で、美麗の大男が座っていた。

「えっ…えええっ!??そのお姿、まさか白雪姫でいらっしゃいますか?」

実はこの世界では男がドレスを纏い、姫と呼ばれているのである。

「君は…俺の事を知っているの?」
「はっ…はい!近衛の一人で社と申します。私の出身はモガミ国でございまして、今日は里帰りの途中です。この森を通ろうとやってまいりました。ところで…白雪姫様は何故城ではなく、このようなところへ?」

「ん?ああ…女王の命でモガミ国にお使いに出されたのだが、休憩中に私を置いて馬車が先に行ってしまった…」

(ひっ…姫!それはショータロー女王に、捨てられた挙句に置いていかれたと言うのでは!??)

「まあよい、社といったな、そなた腹は減っておらぬか?」
「へ?ああ、まあ少しは…」
「ならば、これを食べるがいい」

白雪姫が差し出したのは小さな小さなゴマ団子

「美味しい…です。」
「そうか、それは良かった。もし君さえよければ、モガミ国まで一緒にどうだろうか?」
「ええ!はい!喜んで!」

そして、社は家来になった。(いや、元々近衛の兵ですが)

社と白雪姫はのんびりゆったり歩きながら、森の中を進んでいた。
そこへ、行き倒れの男がばったりと倒れていた。

「ややっ!?白雪様あそこに誰か倒れています。」
「ウウウ…腹が…腹が減った。」
「そなた、いかがした?これを食べるか?」
「食べる…(もぐもぐ)…ああ上手いゴマ団子。生き返った!君は…随分と身なりがいい姫だね。俺の名前はクーと言うのだが、こんなところで何をしている?」
「ああ、ちょっとモガミ国までお使いに…こっちの社は里帰り。ところでクーさんは?」
「モガミ国には大変上手い料理があると聞く。それを食べに行く途中で空腹のあまり行き倒れた。そうか、モガミ国に行くなら是非私も一緒に連れて行ってくれないか。」

そして、クーが家来になった。

またまた森を進んでいくと、頭に鳥の羽をつけたやたらと派手な衣装の老人が葉巻を吹かしてだらりと草むらにペルシャじゅうたんを敷いて寝そべっている。

「おい、お前らはもしかしてモガミ国に行くのか?」
「ええ、そうですが、あなたは?」
「俺か?俺はこの森を通過する者たちを守る用心棒でな、最近森に魔物が出るから忠告がてらここにいるのさ。さっきも馬車が魔物に食われたが…どうだ?俺を雇ってみないか?」
「雇いたいのは山々だが、残念ながら金はない。」
「そうか?その上手そうなゴマ団子、それで良いんだがな。」
「これ?そうか、これで良いなら君にあげよう。君の名前は?」
「ローリィというのさ。じゃあ案内するかな。」

よっこらせと腰を上げて、ローリィが家来になった。

「しかし…うめぇな、何だこれ?」
「ああ、我が城に住む白の良き魔女が持たせてくれたのです。」
「そうか、魔女様のお手製か、そりゃ美味いはずだな。」

ローリィはにやっと笑うと、後についていった。

さあ!進めや進め、白雪姫と社、クー、ローリィの4人がサクサクと森の中ほどに差し掛かったときだった。
分かれ道の標識が壊されており、どちらがモガミ国か分からなくなっている。

「ローリィ、これはどちらに行けばいいのだ?」
「さあて、どっちだったかな?」
「これ!ローリィ、そなた姫の道案内権用心棒ではなかったのか?」
「ん?ああ…まあ良いじゃないか。どっちでもちゃんと着くから」
「やや?こちらの方からなにやらいい匂いがするぞ!」

クーがいい匂いがする方向へ、ほいほいと歩みを進めた。

「仕方がない、付いて行ってみようか」

白雪姫たちはクーについていく事にした。
しばらく進むと前方には、いい匂いのする民家があった。
民家のかまどには大きななべがかかり、おいしそうなシチューがぐつぐつと煮込んであった。

「うわぁお!おいしそう!いただきまーす!!」
「あっ!クー!」

社の静止も聞かず、よだれを垂らしたクーは民家に駆け込んだ。

「うっ…これは!(ばたり!)」
「何だ!?毒か?」

シチューを口に放り込んだ途端に倒れたクーは、満足そうな顔ですやすやと眠っている。

「何だよ行儀が悪いな。この美味いシチューはあまりに美味しくて幸せのあまり眠っちまうんだよ。(そんなわけねぇけどな!)お前らも食うか?(おらおら、食うって言えよ?)」

黒いマントを着た、ショータロー女王に似た人間が、木の器にシチューを盛った。

「ええっ?これ、食べるの?本当に大丈夫なのか?」
「クーの奴、見事に眠ってるな…」

「(ちっ…先に倒れてネタばらししやがって…) いいから安心して全部食えよ。絶対食え!」

「そんなの食えるか!」
「まあいいじゃないか社、これもまた一興、折角いい気持ちで寝られるというのだ、食べてみる価値はあるというものだろう?現にクーはこうやって眠っている。」
「ハア…ローリィ殿は召し上がるのですか!?こんな怪しいものを?」

「おい、久遠…じゃなかった、白雪よ、お前はどうする?」
「はあ、ではいただきましょうか?」
「えっ…えええっ?食べるの?本当に?」

「おう!食え!」

社は危険だと知りつつも、のん気なローリィと白雪姫の後に続いてシチューを口にした。

「や!熱いなこれ」
「さっさと食えってば!」

もぐもぐ、はふはふ…うううう~~~ん…ばたり

ローリィと社がまず先に倒れた。これまたすやすやと極上の笑みを湛えて眠っている。

「おい…なんでお前は倒れない?」
「さあ、どうしてだろうね?」
「どうしてじゃねーだろう!さっさと食って寝ろ!」
「そうは言ってもね、ショータロー女王、毒への耐性というものがあるだろう?」
「んなっ!お前、何で俺の正体がわかった?」
「分からない筈がないでしょう?義母さん?」
「くそっ!この野郎、俺の美しさといったらこの国で一番だと思っていたのに、お前の方が身長が高くて、抱かれたい姫No1なんかになりやがって!俺様のプライドはずたずただ!」
「それは大変失礼をしました」
「この機会に、モガミ国に追いやって、ツルガ国のNo1は俺だと証明するはずだったのに!!」
「ああ、それも残念でしたね。大人しくしておけば叶ったものを…私には毒への耐性とともに白の良き魔女のゴマ団子がありますから、あなたの魔術は効かないんですよ。」
「何っ?白の良き魔女のゴマ団子だと?貸せっ(もぐもぐもぐ…ごっくん!)」

「あ~あ、全部食べちゃった…」

「うわわっ?何だこれ!?体が!身体がどんどん大きくなっていく~~~!!」

どんどん太っていったショータロー女王は、ずしずしと体重が増えまくり、床板を割って地下室にめり込んでいった。

「これね、食が細い俺専用の一粒で何倍も美味しい栄養百倍仕様なんだ…そんなにいきなり食べたらカロリーダイナマイツで太っちゃうよね。さてと…」

すやすやと眠る3人の従者の側に白雪姫は横たわった。

「さて、そろそろ白の良き魔女が…いや、モガミ国のキョーコ王子が心配して様子を見に来てくれるだろう。寝たふり寝たふり…」

なんとまあ、白雪姫は眠った振りをしてしまった。
そこへ到着する白の良き魔女ことキョーコ王子

「まあ!なんてこと!ローリィ卿にクーママ、社近衛隊長までバカショーの餌食になってしまったの?それよりも…久遠姫は…きゃあぁっ!大変!姫様!ゴマ団子パワーでは不足だったというの?」

じっとその寝たふりの顔を見る。

「本当になんて美しいお顔…この方がツルガ国にいるからいけないのよね。ショータロー女王に任せちゃったらいいのよ。それでモガミ国に輿入れすればいいんだわ!でも…とにかく目を覚まさせなければ…!よーし、思い切って…えい!(CHU♡)」

がしっ…!!

「ふぐぅ!☆※□△~~~???」

いきなり後頭部をつかまれて、超濃厚でディープな口付けを交わされた。

「んなッ…なんでっ…」
「何でとは心外な。白の良き魔女の姿を借りたモガミ国のキョーコ王子。私はあなたのことをずっと慕って居りました。あなたの元に嫁ぎたくて、ツルガ国を脱出する機会を狙っていたのです。あなたの目覚めのキスで私は目覚め、あなたと結婚する事ができます。本当にありがとう。」
「だっ…騙したのね?」
「おや?騙したとは人聞きの悪い…でも誓いの口付けは有効です。さ、モガミ国へ参りましょう」

白雪姫は側に寝ていた3人の家来の肩を叩いた。

「そろそろ起きる時間ですよ?モガミ国の皆さん。さあ、モガミ国へ参りましょう」
「ちえっ…白雪姫さま、分かってらしたんですか?」
「それでこそわが国に迎え入れる価値がある姫というものだ!」
「なあ久遠…白雪姫よ。お前一人でも脱出できたんじゃないのか?」

白雪姫はにやっとその秀麗な美貌を綻ばせて、キョーコ王子を抱き上げた。

「物事はドラマチックに運んだ方が魅力的というものでしょう?ね、王子?」

そう言って、キョーコ王子の唇を啄ばんだ。



(んなっ…俺を地下室から引き上げてから行きやがれ~~~!!!)

なんて声が地下室から響いたとか響かなかったとか…?



めでたし、めでたし…






(おわり♪)





何だこれ?可笑しなことになってしまった…
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Comment

こんばんは☆
面白かったです(^-^)v女装してもさぞかし美しい久遠さんなんでしょーねぇ。
仲間が増える度に某ゲームの仲間が増える曲が頭に響いてきて笑えました。
なぜか団子チョイスも良い感じ(^_-)
男装キョーコは男前に仕上がってそうだし✨
またお暇な時に物語パロシリーズ楽しみにしてますね(^3^)/
素敵なMIX
童話パロ第2弾も素敵でした。
白雪姫と桃太郎のミックスも面白かったです。
結局みんなモガミ国の人で肩をたたいたらおきる寝たフリだったんですね。
何か他にも思いついたら
童話パロお願い致します。
  • 2017-03-20│10:47 |
  • Sailee URL│
  • [edit]
おおうっ!
キョコさんお手製ゴマ団子。美味しそうですね。
しかも、悪者退治にも使えるなんて、素敵w

食べてみたいですが、カロリーダイナマイツ...1回1個要運動ですね!(笑)

久遠白雪。自力でなんとしてもキョーコ王子と結ばれ、幸せになりそうですが、ここは童話の世界ですからね。
王子のキスで目覚め、王子と結婚のルートは外せませんよね。
彼の計画通り?うまくいってよかったです。(笑)

受験シーズンはお母様のハートもドッキドキですね。
しっかり眠って、お疲れが取れますように。
  • 2017-03-20│12:16 |
  • まじーん URL│
  • [edit]
Re: タイトルなし
> じゅんこさま

ええ、さぞかし美しい姫だと思います。結構柄は悪いんですけど…
キョコさんがちょっと格好良い王子様になってるといいんですけど…それこそ久遠少年みたいな!
お楽しみいただけたら幸いです。
  • 2017-03-20│20:04 |
  • かばぷー URL│
  • [edit]
Re: 素敵なMIX
> Saileeさま

ありがとうございます。素敵と言ってくださって嬉しいです。
桃太郎MIXバージョン、何でこんなの思いついちゃったんでしょうかね?
しかも、出だしは森の熊さんだし…
童話パロ、楽しいんですけど絶対我輩の場合超バカ話になる事が分かりました!
こんなバカ話でよければ、また思いついたら放出します。
  • 2017-03-20│20:06 |
  • かばぷー URL│
  • [edit]
Re: おおうっ!
> まじーんさま

コメントありがとうございます。
このゴマ団子は超カロリーダイナマイツにつき、食後は是非運動をしてくださいませ!

さて、お蔭様でこの三連休はしっかり休ませていただきました。
おまけに久々に作品を書く作業も出来ましたよ!
ありがたくリク罠にドボンさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
  • 2017-03-20│20:15 |
  • かばぷー URL│
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