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ただひたすらに愛でる 過去

みなさんこんばんは かばぷーです。

本当はリクエスト第7弾を先にお送りすべきなのですが…3月始めごろから書き始め、4月に入り最終話で行き詰まりました。現在忙しさのあまり止まっております。なのに、先週は濃霧が降りてきて、今週はこんなお話が降りてきました。
はい…また記憶喪失モノです。(汗)ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

旅行から帰ったら、またリクに取り掛かる所存でございますゆえ、お許し下さい。










ただひたすらに愛でる 過去



敦賀さんが怪我をした。
正確に言えば、突拍子もないアクシデントに見舞われた…というべきか。
ドラマ終了に伴う打ち上げに行こうとスタジオをでた時、別の撮影スタッフが持っていた大道具が運悪く、にょきっと飛び出た敦賀さんの後頭部にぶち当たった。
流石に機敏な敦賀さんでも後ろから不意打ちで角材を打ち付けられ、転倒…気を失ったという。

私の中にカースタント撮影時の恐怖がまた蘇る。

もしかして、ダークムーンの時のように自分を失っているのではないか?
カイン・ヒールの時のように、別の誰かにのっとられてはいないか?

考えれば考えるほど不安が押し寄せて、いても立ってもいられず急いで病院に向かうと、すんなりと病室に通された。
社さんが病室の前に立ち、私を待っていてくれたのだ。

「社さん、敦賀さんは!?」
「ああ、キョーコちゃん、よく来てくれたね。ありがとう。でっかいたんこぶが出来たくらいで命には別状ないらしいから大丈夫…でも、ちょっと…」
「…ちょっと?何があったんですか?」
「うん…もしかしたら、君の事も分からないかもしれないけど…会ってみる?」
「分から…ない?」
「うん、社長の事は分かったけど、俺のことは…分からなかった。」
「まさか、それ…」
「そう、記憶を失った…のか、混乱しているのか…よく分からないんだ。でも、会ってやって?」

そういう社さんに促されて、不安な面持ちで病室に入った。

室内には敦賀さんがベッドを起こした状態で座っていた。
頭に包帯を巻いているけれど、顔色は悪く無さそうに見える。

窓の方を向いていた敦賀さんが、私たちの気配に気が付いて振り返った。

「…ボス?」

「…嫌、違うよ。」
「誰…?」

そういうと、敦賀さんは信じられないものを見るように私を見た。

「キョー…コ…ちゃん?」

…ん? 今、有り得ない呼び方をしました?

「もしかして、キョーコちゃん?いや、絶対キョーコちゃんだよね!?」

社さんまで、「え!?」と言う顔をして私を見る。

「え…っっと…」
「キョーコちゃん!ずっと会いたかったんだよ!?俺、俺のこと覚えてる?」
「え…いや…覚えていると言いますか…」
「覚えて…ないの?」

覚えているも何も…敦賀さん…じゃないの?
首をかしげる姿はカイン丸ですけれども…ハテ?でも、どこかで…

「俺だよ!コーンだよ!」

「………」

「……」

「………………っっでえぇぇぇぇぇぇ~~~!!!???」

思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。

コーン!?
妖精コーン!?
え!?姿形は敦賀さんですけれどもコーン?
そりゃ確かに、キョーコちゃんなんて嬉しそうに呼んでくれるその言い方は紛れも無くコーンのソレですし、キラキラと輝く無邪気な瞳はまさしく妖精コーンのソレですけれど…え!?でも敦賀さんですよ?どこをどう見ても敦賀さんですよ?
あ、でも待って!?コーンと敦賀さんを間違えて抱きついた過去もありますけど、コーン?ここにいるのがコーンだとしたら敦賀さんは!???

混乱する頭を抱えていると、敦賀さんはしゅーんとしょげてしまった。

「覚えて…ないんだね…」

社さんは冷静にナースコールを押した。







「君の名前は?」
「久遠・ヒズリ」

「生年月日は?」
「○○年の2月10日」

「君は今、何歳かな?」
「14歳だけど?」

「…と、言う事で記憶が無いようですね。今分かる事は、彼が14歳までの記憶があると言うことだけです。始めに申し上げましたが身体のほかの部位の損傷は全く見られませんので、今日にでも退院が可能ですよ。」

医師は端的に言うと、病室を出て行った。
呆然としたのは私たち…勿論社さんと私…
敦賀さんがコーンで、久遠・ヒズリで…クー・ヒズリの息子で…

とりあえず社長に連絡をしてくると病室をでた社さんは、青くなってふらふらしていた。

「俺、目が覚めたらいきなり身体が大人になってたから、驚いたんだ。しかもボスは困ったような顔をするし…。で、いきなりキョーコちゃんが大人になってたから、これにもビックリしたんだよ」
「コーン、本当にコーンなの?」
「そうだよ?確かにもう会えないって言ったけど、本当はずっとキョーコちゃんに会いたかったんだよ。凄く。」

可愛い顔をして首をかしげる敦賀さん…いえ、コーン
くっ…これ、滅茶苦茶心臓に悪い…

「コーン、お願いだからまんま敦賀さんの顔で、そんな風に言わないで!」
「え…なんで?確かに俺、なんだか大きい気がするけど、キョーコちゃんには迷惑?」
「いや、迷惑…って言うか、そうじゃなくて!心臓に悪いの!」

グアムでコーンが金髪だったとき以上にリアル敦賀さんなんだから!
…って、コーンが敦賀さんなら…

うっっっそお~~!!キスしたのは、敦賀さんじゃないのお~!!?


悶絶する私を目前にして、あろうことか敦賀さんの姿をしたコーンは言ったの。

「え~…、何で心臓に悪いのかよく分からないけど、どうせ退院するなら俺、大人になったキョーコちゃんと一緒にいたい。」



*  *  *



「はっはっはっ!!アイツがボスと呼んだ瞬間、まさかとは思ったが…ばれちまったか。まあ仕方ない。それでだな最上君、悪いがこういう状態の蓮を…久遠を現場復帰させるわけにもいかんだろう。アイツは蓮以上に自分に無頓着だから、暫く久遠についてやって欲しいんだが…どうだろう?」
「…はぁ…」
「医者は一時的なものだろうと言っている。社君、スケジュールのほうはどうなった?」
「昨日の打ち上げ以降はドラマや映画はこの先二週間ほどは入れていませんでした。主に番宣を兼ねた雑誌の取材、クイズ番組を含むバラエティー番組の出演、CM撮影、アールマンディの秋・冬物の撮影が入っていましたが、CMとアールマンディの撮影以外は怪我の情報が早かったのか、キャンセルできました。」
「CM…か、それなら今の久遠にもできるだろう。あれは子どもといっても役者だからな。あとは二週間もあれば、蓮の方向性に持っていけるだろう。」
「あの、社長…敦賀さん…コーンは14歳の頃には、もうお芝居を?」
「まあな、尤もこのころは鼻っ柱だけが強くて、オーディションはよく落とされていたらしいがな。」

あ…敦賀さんが言ってらしたの、この頃の事だったんだ…
それに、小学生の頃から役者を目指していたと…

もの凄く大変な事が起きていると言うのに、全く意に介さない風に見える社長の命令により、私は14歳の敦賀さん…正確には敦賀さんになる前のコーンと共同生活を始めることになったのだった。





(続く)



えーっとね、はじめに降りてきたのは蓮さんがキョコさんを撫で撫でするあのシーン。(カイ×セツになるだね)それで、記憶を失った蓮さんがキョコさんを撫で撫で撫で~って…愛でるの。タイトルをつけてみると何かあれ?ってなって、検索かけてみたらやっぱり某様の素敵二次とかぶっていました。某様の小説にそれだけ影響力があるってことなのですが…これは不味いと思い立ち、変えてみたけどしっくり来なくて、で、現在に至る…と。なので、あれ?似てるな?と思っても中身は別物にございまする。
また、こういう内容も先輩方は既に書かれていますので、もし気になられましたらお知らせ下さい。削除いたします。
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Comment

こんばんは。
こんな記憶喪失ならぜんっっっっっっっぜんOKです!!!!!
さらっとコーンってばれたけど、キョーコちゃんだけ忘れなかったの偉い!!
全部忘れてたら私の心臓もたないし(T-T)💦すっごい楽しみです💕
次も待ってま~す(^3^)/
Re: タイトルなし
> じゅんこ様

いらっしゃいませ。いつもコメントありがとうございます。
今回お気づきでしょうが、かなり軽めテイストで楽しく書いています。
テーマは明るい記憶喪失!>???
記憶喪失とは言っても、こんなに明るいパターンもあるので、楽しんでいただけると嬉しいな。
  • 2017-04-16│10:13 |
  • かばぷー URL│
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