あとがき+α ~あなたが私を思い出す時に願うこと~

こんばんは かばぷーでございます。


限定連載
「あなたが私を思い出す時に願うこと」

いかがでしたでしょうか?

これを書いた時は「ボン・ボン・ショコラ」の連載中だったので、続けて切ない系は無理だな…と保存しておりました。
思いの他ショコラに反響を頂いていたので、自信がなくなったといいますか、なんといいますか…
とにかく、昭和な悲恋モノなんてのは美しき鬼以来ですので、いろいろ設定とか細かく見直したくてここになっちゃったんですよ。

企業家の蓮さんと、元華族の娘のキョコさん。
婚約しながらも結婚できなかった二人のお話は書いてる本人はいたって真面目なのですが、とっても切ないお話でした。
頭に浮かんだのは、キョコさんが蓮さんに「私を忘れて…」と手紙を書いているところです。実際にはそれを文章化することは出来ませんでしたが、実はただ忘れて欲しいと願うところから、貴方の幸せを願っているという風に変化していっています。
自分の出来事に対する嫌悪感や後悔から、蓮さんの未来を願うようになるまでのキョコさんの心の変化が書きたかったのですが、上手くいっていないかもしれません。
タイトルもそれを意識したので、長いものに成り果てました。

年齢設定以外は完全にパラレルで、蓮キョでこれをお届けするのはどうかとも思ったのですが、やはり我輩の脳内では蓮キョが動いてくださいましたから、無事に書き上げることが出来ました。実は意外と書いている本人は楽しく書いていたんですよ?(←うそじゃないのよ~結構、どっぷりと悲恋モノにつかっちゃいました!!)
細かい人物相関などはその都度書き足しましたけれど、今回ばかりは本当に自己満足なので、説明不足の感は否めませんし、突如話が飛躍していることがあって、読みにくかったでしょうから申し訳ないなあと思っています。
かなり暗ーいお話になってしまったがゆえに読みにくさ、入りにくさはあったかと思います。

楽しみにしてくださっていた皆様には、限定という形でしかお届けできなかったことをお詫び申し上げます。

かばぷーの脳内妄想がシリアスに傾くとこんな風になりますので、今後の参考のために皆様のご意見、ご感想等伺えると何よりです。
(といいつつ、我輩はかなりの小心者にてお手柔らかにお願いいたします)

拍手を下さった皆様、読んでくださった皆様、
悲恋モノにお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。




かばぷー





※今回のお話の最終着地点SSを続きよりご覧いただけます。
興味のある方は覗いてやってください。蛇足的なものですので、ぬるくご鑑賞くださいね。











社さんの息子が結婚をするのだと聞いた。
そうか、もうそういう年齢になったのかと、時の流れをしみじみと感じる。
社さんに言わせれば「うちのは俺に似て遅いくらいだ。」ということらしい。


「祝いには来なくていいぞ、寧ろ来てくれるな!お前が来るとマスコミが煩くてかなわん。招待状は出さないからな。」


社さんに意味深にそんな意地悪なことを言われて、大人しくしていられる訳が無い。
招待状も来ていないのに、乗り込むなんて嫌がらせ…元同僚の俺だけが出来る特権だ。
こんな可愛らしい嫌がらせは、ある程度老人になってから楽しむのが愛嬌があっていいというものだ。
ああ、でも嵩倖君の邪魔がしたいんじゃないからね。あくまでも社さんを驚かせたいだけだからと、言い訳をしながら何年ぶりかで日本に向かった。

密かに会場を調べて、密かに潜入を試みた。

秘密裏に、あくまでも偶然に居合わせた宿泊客を装って披露宴会場へと歩みを進めた俺の足が止まった。




 --- そこにキョーコがいた



嵩倖君の隣で可憐に微笑む女性は、キョーコに生き写しだった。
息を呑み、ロビーの端で動けなくなった俺の背後で溜め息交じりに社さんの声がする。



「だから来るなって言ったのに…」



どうして彼女が?
彼女は誰なんだ?

呆然とする俺の傍らで、社さんはさらに爆弾を投下した。


「全く…お前の孫と婚姻関係を結ぶことになるとは思ってもみなかったよ。尤も…嵩倖はまだ知らないから、黙っといてくれよ?」


今…なんて?


俺の反応を見てニヤリと底意地の悪い笑みを漏らすのは相変わらずだ。
ああ、でもお互い皺が増えたな。

なんだか急に胸の奥で熱いものが込み上げる。
その熱い物が目元にじわりときたみたいだ。
歳を取ると涙腺も緩むらしい。


「社さん、こんな偶然って…あるんでしょうか?」


「あるんだろうさ。全く、因果なことだ」


「時の経つのは本当に早い…けれど、思いは色褪せないんですね…。」


そう…思いは色褪せない
寧ろ鮮やかに蘇る


俺は熱い塊をぐっと飲み込んだ。







(あなたが私を思い出す時に願うこと+α 完)




この後、蓮さんはキョコさんの動向を調べると思います。ええ、間違いなく。
もう時効ということで、彼らを赦してくださいね。











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コメント

こうでなくっちゃ
こんにちわ。

蛇足ではありません。うんうん、こうでなくっちゃ。な続き、ありがとうございました❗
  • 2017-06-04│17:25 |
  • harunatsu7711 URL│
  • [edit]
二人が生きててよかったぁ~
やっぱり蓮キョはこうじゃなきゃ(^0^)/かばぶーさまありがとうございますー。
  • 2017-06-04│20:13 |
  • GREEN URL│
  • [edit]
Re: こうでなくっちゃ
> harunatsu7711 さま

やっぱりこうですよね!!
うん、蓮さんは諦めが悪いのです!約50年経ってからの甘い恋物語になるかしら?

うふふふ~、喜んでいただけてよかった。
  • 2017-06-04│21:04 |
  • かばぷー URL│
  • [edit]
Re: 二人が生きててよかったぁ~
> GREENさま

こちらこそありがとうございます~~
でしょ?でしょ?いい感じに収まりましたよ♪
やはりこんな感じで締めたいと思いましたので、ちょっと気分をあげてみました。
元々考えてはいたものの、喜んでいただけて嬉しいです。
  • 2017-06-04│21:06 |
  • かばぷー URL│
  • [edit]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • 2017-06-05│17:19 |
  • [edit]
Re: 良かったです。
> ○んげんさま

余韻のある終わり方だなんて、とても嬉しいです。
あくまでも「かも・・・」な辺りがちょっとじれったくなりましたが、交わらなかった期間を思えば、可愛いのではなかろうかと思いました。それだけ、本編が酷く不幸だということなんですけどね?
きっと二人の間には、添い遂げられなかったという以上の不幸はなかったのだと思います。
だから前向きにいられたのかもしれませんね。
コメントをありがとうございました。

  • 2017-06-05│20:55 |
  • かばぷー URL│
  • [edit]
No title
かばぷーさま
ありがとうございます(*^^*)
この後、蓮さんはキョーコさんに会いにいくんでしょうね\(^^)/
  • 2017-06-05│22:21 |
  • あやめ URL│
  • [edit]
よかった~(っω<`。)
やっぱりふたりがあのままなわけないですね!
50年は長いですが、これからのふたりが幸せでありますように☆ミ
  • 2017-06-06│00:05 |
  • らっこ URL│
  • [edit]
Re: No title
> あやめ様

はい、きっとこのあとは会いに言ってくれると思います。
流石に続きは書きませんけれど、おじいちゃんおばあちゃんの二人が幸せになってくれることを願います。
  • 2017-06-06│20:44 |
  • かばぷー URL│
  • [edit]
Re: タイトルなし
> らっこ様

そうなんですよ。リアルタイムでは悲恋であったとしても、時間がたてばこうなるといいな…なんていう妄想です。
本編では結ばれることが無かったのですが、老紳士な蓮さんを妄想しつつ、二人の幸せを願ってみました。
お付き合いありがとうございました。
  • 2017-06-06│20:58 |
  • かばぷー URL│
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