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お城に行こう!6

こんばんは かばぷーです。

魔人様のところで頂戴した美味しい罠、最終話でございます。
限定がなくても読むことは出来ると思いますので、ご安心下さい。

(ごめんなさい!本日修正かけました!)

では、どうぞ♪




古城のホテルで、生まれたままの姿で肌を合わせた夜。
眠るように意識を手放したキョーコは、朝まで目覚めることはなかった。




お城に行こう! 6




チュン…チュン、チュン…

柔らかい光が差し込む室内で、上質なシーツの肌触りと柔らかな人肌の感触にふんわりと目を覚ます。

「おはよう」

神々しい微笑を湛えた蓮がキョーコの髪を優しく梳き、おはようのキスを落とすだなんて…
人生初の状況になんだか気恥ずかしくて、もぞもぞとシーツを鼻の上まで引っ張りあげた。

「おはよう…ございます…」
「うん…いい朝だよ。少し落ち着いたら、一緒にお風呂に入ろうか。」

目だけ出してぐるりと見渡すと、やはりお城で目を覚ましたお姫様な気分。
その視界に入るロマンティックな調度品の中にあっても、遜色ないどころかやけに似合って輝くばかりの美貌の王子様がここに…
このキラキラした美貌の持ち主と昨日…うにゃら、うにゃらした。…ような気がするけど、はっきりと思い出せない。

「もしかして…夢?」

気恥ずかしさと、困惑の表情を浮かべるキョーコを愛おしそうに見つめ、優しく語りかけた。

「全部本当だからね。夢にしないでくれる?」
「全部…」

蓮はキョーコの手を取り、その手に口付けた後自分の顔に当てた。

「ほら…現実だろ?」

「現実…(ぼふっ…///!)」
「うん…全部現実。まさか君とこんな幸せな朝が迎えられるとは思ってなかった。」

(はうっ…そんなことをどの口が…!)
と思うのだけれど、あまりにご機嫌よく微笑む蓮についつい口が滑る。

「……幸せなのは、私も…ですよ?」
「ホント?」

………コクリ

キョーコが素直に反応してくれる事がこんなに嬉しい事だなんて…
今日はこのまま、この古城にもう一泊したいなと思ってしまう。

「本当で嬉しい。随分とスケジュールが合わなかったから、ずっと会えなくて凄く苦しかった…だから嬉しくて、我慢が出来なくなったんだ。その…いきなりでごめん。」
「謝らないで下さい。私も、敦賀さんに会えた途端、恥ずかしながら興奮してしまって、とんだ醜態を晒してしまいました。」
「醜態なんて…凄く、可愛かった。」

おでこを掠める唇に小さく唸って、でっろでろの甘々な台詞にキョーコは照れまくった。

「その…昨日の晩は、お姫様気分に浸らせてくださって、ありがとうございます…。」

「どういたしましてと言いたいところだけど、お礼は…その…申し訳ないね。かなり無茶したから。」
「無茶…」
「うん、本当に考えが無さ過ぎたと思って反省してる.…本当にごめん。」
「いえ…そんな…」

しどろもどろで真っ赤になるキョーコを見つめた。

「ねぇ…もうキョーコって呼んでいい?」
「う…昨日…呼んでませんでしたか?」
「呼んだ。覚えてた?」
「ちょっとだけ…」
「うん…可愛い。好きだよ、キョーコ」

「~~~~っ///!!!」

やっぱりこのまま滞在しようか、それとも理性を振り絞ってもう少し観光しようかと思いをめぐらし、なかなか腕の中からキョーコを手放す事ができなかった。



*****

****

***

**






翌日、ドイツの有名な観光スポットであるいくつかの場所で、仲良さそうに寄り添う一組の男女。

彼らの纏う雰囲気は、まるで出来立てほやほやの新婚カップルのようだが、それはあながち間違いではない。

隠し切れずに駄々漏れる甘い雰囲気と二人の容貌は、たまに遭遇する日本人観光客の目に留まる。
このご時勢、何を拡散されるのか溜まったものじゃないが、隠し立てする気は一切ない。社と藤木のストレスを増やすことに若干気が咎めるものの、寧ろ馬の骨退治にはもってこいだ。ついでに社長のほくそ笑む顔が目に浮かぶ。

この3日間、結局ドイツ国内だけの観光となってしまったのだが、それ以上に二人にとってお互い思いを伝え合って、お互いを手に入れたことのほうが重要だった。
折角のヨーロッパを堪能したかといわれたら多少の不満は残るだろうが、これから付き合っていく中で、幾度となくヨーロッパを旅する機会もあるだろうし、それを楽しみにすればいい。

結局予定されていたキョーコのチケットはキャンセルして、出発の空港も変更した。そのおかげでギリギリまで一緒にいることが出来たし、それほどまで一緒にいたかった。

けれど、時間には限りがあるのだ。
一瞬の別れがもの凄く惜しい気もするが、日本に帰ってからの時間が待ち遠しくてたまらない。




「キョーコ、寂しい思いをさせるけれど、ちゃんと帰りを待ってて?帰ったらすぐに連絡するから。」
「はい。撮影、頑張ってください。」
「そうだね…帰ったら我慢せずに会えると思うと、凄く頑張れそうな気がする。」
「そんな…!はっ…恥ずかしいことを!」
「うん、本当にちゃんと待っててね、お願いだから。」

「私は敦賀さんのお帰りが、ま…待ち遠しいです…」

照れくさそうに思いを口にするキョーコの耳元に顔を寄せる。

「……(キスマークが消えるまでには帰るから…)
「…!!?破廉恥です!」

「クスクス…冗談だよ。落ち着いたら、是非また来よう。今度はもっとゆっくりと時間を掛けてフランス、オーストリア…他の国も回ってみたいな。」
「素敵!楽しみが増えましたね。」

「うん、次の時もまたお城に泊まってみようね?」
「~~~///っ!もう、破廉恥ですってば!」



さてさて、次の楽しみが出来たようですね。
けれど、数年先の予定がつまっている二人には、いつのことになるやらそれは明言できません。
だけど…きっとこの二人はいつまでも仲睦まじく、うきうきと旅行の計画を立てるのでしょう。

でもそれは、別のお話…


さあ、二人で一緒にお城に行こう!





(お城に行こう!END♪)




凄く楽しくて、サクサクと書けましたがいかがでしたでしょうか?
今回も美味しいリク罠に嵌らせていただきました♪いつもネタ(罠)の提供をありがとうございます。

さて、二日目に蓮さんとキョコさんはどのように過ごしたのかは、(ごにょゴニョごにょ?)…ですが、皆様の妄想の中ではどんな感じでしょうかね?
きっとこれだけ急接近したので、そりゃまあいろいろと…なんて暴走してしまいます。

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