ローリィの思いやり

(12/20タイトル変更・修正)
なんだか、タイトルが重すぎる気がしたので、変更しました。
また、最後がなぜか中途半端に終わっていたので、修正しています。


ーーーーーー




「ご主人様、資料をお持ちしました。」

褐色の肌をした執事が、茶色の封筒を持ってローリィのすぐ側に歩み寄る。

「おぅ。御苦労さん。」

封筒を受け取り、開けて中を確認すると、ローリィの口角がニヤリと上がった。

「さあて…あと一週間程、持たせてみようや。なぁ?」

無造作に放り出した封筒の中に入っていたのは、LMEの看板俳優がどこかの公園で空を見上げる立ち姿。
ただ一つの違和感は…

膨らむコートの下からは、蓮の足とは別に、二本の綺麗な脚が伸びていたこと…




ローリィの思いやり





「すみません、迂闊でした。」

「あぁ?いいってことよ。お前も計算ずくで仕組んでるんだろう?」

「・・・・・・。」

「なんだ?違うのか?場所も夢の島公園あたりってとこか?」

「さすがですね。正解ですよ。」

「ほれ見ろ。場所だって計画的じゃねーか。まあよ、俺としちゃ、お前がきちんと段取り踏んでいることが分かったから、一週間待ってやる。」

(ふふん…。俺からはOKサインが出てることは教えてやんねーぞ。)

「ありがとうございます。」

「だがな、それでも何にも変わってなかったら、傷つくのはお前じゃない。あの子だ。」

「分かっています…最悪の事態にならないようにしますよ。」


「しかしなあ、蓮。お前、そんなに理性の紐が固い子じゃなかっただろう?
ここまで接近しといて何もしないのが、信じられん。」

「何気に失礼ですね。慎重にもなりますよ。最上さん相手だと。」

「まあ、だからこそ“ラブミー部”なんだがなぁ…。で?1週間でケリはつくのか?」

「努力はしてますよ。」

「ちんたらちんたらしてんじゃねーぞ。こういうのは、勢いが勝負だからな。」

(紳士な上にヘタレてたら、俺の楽しみが半減するからな。)

「ご指南ありがとうございます。」


「そういや、お前、今年のパーティーは出ないんだったよな。」

「はい。申し訳ありません。マリアちゃんにはがっかりされてしまいました。」

「マリアちゃんに“は”ねえ…。俺にそんながっくり感をアピールする必要ないだろうが。」
(この似非紳士め…。)
「それなら、勝負はいつかけるんだ?」

「・・・・・・。」

「なんだ?だんまりか?まあ、いいことにしといてやるよ。その代わり、いい報告以外は要らねーからな。」

「はい…。すみません社長、そろそろ時間ですので、これで。」

「おう!」





”失礼します” と席を立つ蓮にひらひらと手を振りながら、ローリィは微笑んだ。

(いい風が吹いてるじゃねーか。)



ふふふん♪と上機嫌で声をかける。

「なあ、ちょいと過保護すぎるか?」

執事は首をかしげて、応える。

「いえ、周囲の動きも盛んになっておりますし、最上様のことを考えますと、よろしいのではないかと。」

にやりと笑い、深くソファにもたれ、葉巻を燻らせながら呟く。





「まぁな、蓮に関しては心配してね〜けどな。ヘタレなきゃ何とかするだろ。
さて…と、そろそろ最上君の卒業式の準備をしてやらんとな。盛大なやつを…な。」

ローリィ宝田氏は、にんまりとこれから起きるであろう出来事を想像しつつ、売り出し中のキョーコと、看板俳優 敦賀蓮の行末を画策していた。


(終)


終?続く…かも。
ローリィ氏。意外と書いてて楽しいです。
最後がなぜか中途半端に終わっていました。なんてこと。
タイトルまで変更してすみません。
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非公開コメント

魔人は見つけました。

あのシリーズの中にこのタイトルを!!

で、続くのですねー。 ゚+.(◕ฺ ω◕ฺ )゚+.キラキラ

|ω・`) ←じーーー

ここにもどこでもドア(?)工事しても良いでしょうか。
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