続・幸せの定義 (4)

キョーコちゃん ハッピー☆バースデー

リク魔人さまにドボンで捧げた『幸せの定義』の続編。
幸せの定義
流れ星~続・幸せの定義~
ローリィの思いやり
続・幸せの定義(1)/(2)/(3)に続くお話となっております。

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ハッピーエンド目指して、ラストです!それでは、どうぞ~。




キョーコは蓮から告げられた言葉と、自分の想いをそのまま出していいことに安堵して、蓮の匂いとぬくもりの中で、夢うつつだった。



続・幸せの定義 (4)



「わたし…、敦賀さんは他の女の子が好きだって思っていました。」

「それは誰?」

「…4歳年下の“きょ-こちゃん”。」

「…?…俺の知っているキョーコちゃんは過去も、現在も一人しかいないよ?」

「そうなんですか…?。それって…」

「今、ここにいる4歳年下の最上キョーコさん。君だけだね。」

「私だけなんですね…。」

「うん…君だけ…。他には?」

「敦賀さんはもてるから、きっといろんな素敵な人とのお付き合いがあるんだと思ってました。」

「最上さんと出会う前までの俺は、恋をしたことがなかったんだけど、信じる?」

「それは…はい。」
(坊のときにも言ってたから)

「こんな気持ち、最上さんを好きになって、初めて知ったよ。」

「初めて?」

「うん。初めて。」

「誰かを思って切なくなったり、心がつかまれるようだったり、君が他の人と話している姿にいらいらしたり。」

「いらいらしたんですか?」

「恥ずかしながらね。やきもち…今までは誰にも妬いたことがなかった。」

「やきもち?」

「自分のどうしようもない独占欲がこれほど苦しいとは知らなかった。最上さんが言うように、たくさん思いを寄せてくれる人はいたかもしれない。でも、俺みたいな人間が、幸せになってはいけないと、そう思っていた。この世界で大事な人は作れない、そう思っていたけど…もう、とめられないみたいだ。」

キョーコはふと、蓮を見上げる。

「もし、最上さんにこの想いを否定されたらと思うと、不安だったよ?
この想いはどこへ向かえばいいんだろう?君に受け入れてもらえなければ、生きている意味がないとさえ感じていたから。」

「私は…私みたいな女が、人並みの幸せを願ってはいけないと思っていました。
敦賀さんは別世界の人。そう思おうとしていたのかもしれません。」

自分の気持ちを正直に吐露するキョーコへの愛おしさのあまり、蓮はキョーコを潰してしまうかと思うくらい抱きしめた。

(俺のいる世界に足を踏み込んでくれてありがとう。きっかけはどうあれ、俺に光を与えてくれてありがとう。)



「最上さん、今日の君はとても綺麗だ。」


それを聞いたキョーコの顔がぱあぁっと赤くなる。
夢のような、こんな反応が待ってたのかと、蓮はまたまた嬉しくなった。

「…ようやく言えた。」

「////…あ、りがとう、ございます。」

「ねえ、キスしてもいいかな?」

「何で聞くんですか?」

「いや、純情乙女の最上さんなので、破廉恥よとか、軽蔑するわとか言われそうで我慢してた。」

「だからって、改めて聞くようなことですか?」

「え?じゃあ聞かなくて良いの?」

「…くどいです。」

「クスクス…。では、改めて…。」

秀麗な顔がキョーコの顔に近づき、蓮の唇がゆっくりとキョーコの唇に触れた。
長い時間、ついばむように、確かめるように唇をあわせる二人。
キョーコは初めてのキスの感触に目の前が熱くなった。


夢を見ているのだろうか?

大好きな人の瞳が、私を見つめる。
大好きな人の唇が、私を好きだという。
大好きな人の腕が、私を抱きしめている。
大好きな敦賀さん…

突然、キョーコの瞳から、大粒の涙がはらはらと零れ落ちてきた。
はらはらと、ぽたぽたと…

蓮はその涙を掬い上げるように人差し指でなぞり、唇を寄せる。

それでもぽたぽたとあふれる涙


「ふえ…、好き…好きですっ。敦賀さんが…好きですっ」


蓮は目を見開いた。
キョーコからの初めての告白。
初めて伝えられるキョーコの気持ちは、先輩後輩のそれではないのだ。
自分の中に、ほわっと暖かい気持ちが芽生え、言いようもない喜びが溢れ出すのが分かる。

安堵した蓮の心にふつふつと幸福感が湧き上がり、極上の笑顔を愛しい彼女に向けた。


「うん、ありがとう。…愛してる。愛してるよキョーコ。」

頬染めて、俯くキョーコの髪に優しいキスを落としていく。
(ああ…幸せだ…。こんなにも嬉しいなんて…。)

二人の通じた思いを閉じ込めるように、ふっ…とイルミネーションの明かりが消えた。




さらに強く抱き合う二人の周りに訪れる静寂



「どうしよう…。嬉しくて…嬉しすぎて、もう君を手放せそうにない…。」

「ひぃっく…。な…///、何言ってるんですか。」

「…このまま、ここに泊まりたい…。」

「えっ?そ…れは、困ります…。」

「社さんにちゃんと送れって言われたのに…。無理みたい。」

「送ってくださいよ。」

「じゃあ、このまま連れて帰りたい…。」

「そんな無茶な…。」

「だって、ドレス…着てくれたからには、脱がせたい…。」

「な、なななななな!何を言って。」

つむじに唇を寄せながら、若干声を落として、夜の帝王気味に囁く。

「だって、キョーコは意味…分かってるだろう…?」

「もうっ、敦賀さん、しっかりしてください!」


ゴン!
「いてっ!」「あいたっ!」

急に頭を上げたものだから、キョーコの頭は蓮のあごを直撃してしまった。

「わわっ…すみません。石頭で!」

「や、大丈夫。ごめんね?」


ふふふっ…と見つめ合って笑う二人。


「送ろうか?」

「はい。お願いします。」



(焦らずにいこう。)
キョーコと想い合える喜びが、蓮の全身を満たす。

(嬉しい…)
敦賀さんが自分を好きだといってくれる。
一生届かなくても思い続けると誓っていたけど…。

((なんという幸せ…。))
君と…、この人と…、
一緒にいることが…。

幸せの定義は人それぞれ.
だが、好きな人と心を通わせる。
これ以上の幸せがこの世に存在するだろうか?
愛すること。愛されること。愛する人の傍にいること…。
この夜、二人は幸せを手に入れた。
甘く、心がくすぐったくなるような人生で最高の幸せを。



(でも、最上さん…あんまり長くは待てないよ。)

蓮の思惑はとりあえずさて置き、二人の幸せな物語は始まったばかり…。




(終)


ありがとうございました~!!
キョーコちゃんの誕生日に蓮さんが告白するって、スキビファンにとっては夢の様なシチュエーションです。
そんな絶好の状況で書くことが出来て幸せです~(*≧∪≦)
とりあえず、紳士仮面に戻った敦賀蓮。
いつまでこの理性はキープできるんでしょうか?きっと無理よねー。
妄想にお付き合い頂き、ありがとうございました。

そして、こーんな素敵な罠を仕掛けていただきました魔人様に感謝です!
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素敵なラスト!

告白の流れから、盛り上がり、でも流されずに二人らしい掛け合いがナイス!
紳士仮面に戻った敦賀蓮さんの紙縒り理性との戦いは近々嬉々として敗戦予定でありそうなところにも、ほんわか(?)しました。

キョコ誕に相応しいお話で、大変楽しく読ませていただきました!

この度は企画へのドボンを有難うございました。
またのウッカリドボンも楽しみにお待ちしてます。

コメントありがとうございます

魔人さま

なんだか褒めていただいて、嬉しいやら照れくさいやら。
少しでも気に入っていただけたら、頑張って書いたかいがありました!
こちらこそありがとうございましたです!

ドボンって難しいけど楽しいですねえ。 また、うっかり嵌ってしまうかも・・・。
長いと支離滅裂になって困っちゃう。だけど、短いと伝わらなくて困っちゃう。
難しいのです~~。でもやめられない・とまらない。

こんな楽しみ、知っちゃっていいのかな?
又精進しまーす。

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