そこは…どこ? 後日談

「………で、そのような世界へ行ってらしたと?」

「そのようだね。」

「敦賀さん、そこは何という所か、ご存知ですか?」

「さあ?」

(…って言うか、最上さん…。
その目を見開いたハラキリ顔…怖いから)

キョーコは意を決したようにビシッと蓮を指す。

「僭越ながら、この最上キョーコが教えて差し上げます‼︎ そこは、まさに、あの世の入り口!その名も、三途の川‼︎ 」

「……。」


「いいですか?恐れ多くも、敦賀さんはうっかりあの世に行きかけたのです‼︎ まかり間違えば、今、この世にはいないのですよ!そのように能天気なお顔で、さあ? なんてことおっしゃっては、いけません‼︎」

「そう?」

「そう?じゃないでしょ‼︎」

「だって、その三途の川?だって渡っていないし、無事に戻ったでしょ?」

「戻ったからいいという事では、ないのです!そのご友人が来て下さらなければ、今頃は…! 三途の川の渡し守が茶屋に迎えにこなくて何よりです〜〜。」

「いや…も、最上さん、泣かなくても。死んでないから。」

「敦賀さん、もう二度とわたしなぞ助けてはなりません‼︎ いいですか?こんな危ない目にあってはなりません‼︎」

「いや…助けるでしょう。普通。他でもない最上さんだし。」

「いいえ!ダメです!私を助けて、敦賀さんに何かあってはなりません‼︎ それこそまさに希望の損失!」

「それって、俺に人でなしになれと…?いや、そもそも三途の川とか、茶屋とか変でしょ?俺、仏教徒じゃないし。」

「世の中には、摩訶不思議な事があるんです!敦賀さんが何教かは、関係ありません。ビバ!人でなし‼︎ 敦賀さんは、ご自分を大切に!そしてもう、そんな所に行っちゃいけません‼︎ 意識がない時、肝を冷やしましたから!もう、あんな思いはしたくありません‼︎ いいですか?絶対に行かないでください‼︎ いいですね? 絶対ですよ!」



「…最上さん、それって俺の事を好きって言ってる?」


「へ…?な…ななななななな、何を⁉︎」

「いや、そんな風に聞こえたから。」

キョーコが真っ赤になって震えている。

「自意識過剰です〜〜〜〜///」



…あ……そう。
やっぱり、期待し過ぎちゃったらダメ?
俺はむしろ、最上さんが心配してくれて嬉しかったけど?
何気なくスルーしてるけど、言葉の数々を誤解したくなるよ?

…でも、君が無事で良かった。
何かあったら、俺の方が耐えられない。

こんなふうに言うと、また怒るかな。





「分かったよ、最上さん。もう無茶はしない。約束する。」

「本当ですか⁉︎」

「うん。その代わり…」

「その代わり?」





「…いや、また今度にする。」



「………はい? 何だか凄く気になります。何ですか?」

「いや、いい。」

「敦賀さん!ズルいです。その代わり
って何ですか〜〜⁇」




(終)

あっ‼︎ 蓮さん逃げやがった‼︎
甘くない。糖度0 ひたすら甘くない。
その代わり?何?なに?
蓮さん一体何が引き換えに欲しかったのかな〜?かばぷーには、限界です。
皆さんのご想像にお任せしまーす。

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