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かばぷりん ~濃厚抹茶味de姫*はじめ~(前編)

あけましておめでとうございます

新しい年になりました。
一発目は、なぜか?『かばぷりん』です。(←正月から要らんって?)

誠に申し訳ございません。
自己満足でアップしちゃいますから、許容できる方のみどうぞ~



かばぷりん ~濃厚抹茶味de姫*はじめ~(前編)


「キョーコ、収録が終わったら、振袖のままうちにおいで。一緒に初詣に行こう。」

LMEが誇る、超人気俳優 敦賀蓮はキョーコにそう言った。

年末年始はお互いに忙しくて、タレントの京子は大晦日から元旦まで、バラエティー番組に引っ張りだこ、蓮は番宣を兼ねたクイズ番組出演やら、歌番組のゲスト出演が入っていた。
そんな忙しい中、どこから聞きつけたのか、キョーコが衣装部から振袖を借りて、ある番組に出演することを知っていた蓮。
きっと、社に無理を言って調整してもらったのだろう。キョーコの収録終わりにあわせて、自宅にいるという…。
今日はその収録がある日だった。

衣装室では、着付けを担当する衣装さんがてんてこ舞。
キョーコは自分で着付けられるから、人様のお手を煩わすことがなくて、あまりお手伝いをお願いしなかったのだけど、こんな時、過去の憎き習慣が、ありがたくもあり、恨めしくもあり…。
とりあえず、無事に収録も終えることができた。

(さて…、だるま屋の女将さんにお願いしていたお節も準備万端。大将、女将さん、ありがとうございます!!そして、お餅もゲットしました。最上キョーコ、これから敦賀さんちに乗り込みます!)

振袖でタクシーに乗るのは、結構大変な作業だった。
袖を折って、裾捌きに気をつけて…。着慣れた和服であっても、振袖となると話は別だ。

お節のお重と、お餅を持った大振袖のキョーコは、敦賀蓮のマンションのエントランスに降り立った。

“ピンポーン”

蓮の自宅マンションの最上階にある玄関前で、ベルを押すキョーコ。
カチャリとドアが開いた時、そこには見慣れない姿の彼がいた。

「あけましておめでとう、キョーコ。やあ、凄く綺麗だね。」

「あけましておめでとうございます!久遠。」

久遠は、キョーコを引き寄せて、こめかみにキスを落とす。
髪をアップにして、いつもと違う雰囲気のキョーコは、はにかんで可愛らしい。

「下でベルを押してくれたら、迎えに行ったのに。荷物持つよ。貸して?」

「ありがとうございます。だって、久遠だなんて思ってなかったから。今日は珍しいですね。久遠…ふふ、久しぶりですね。ちょっと新鮮な感じがします。」

「そう?コレ…は、冷蔵庫に入れるの?」

「はい、お願いします。お食事は何か召し上がりましたか?」

「いや、キョーコと一緒に食べようと思って、何も?」

「もう!ちゃんと食べてください。今日、持ってきたのはお節とお餅です。」

「うん、とりあえず、初詣に行こうか?帰ったらちゃんと食べるよ。いい?」


久遠は、いつもよりちょっとだけワイルドな格好をして、目深に帽子をかぶった。
普段はジャケットやスーツ姿の蓮を見慣れているせいか、歳相応の若者に見える。

初詣の場所に選んだのは、マンションに程近い神社。
夕闇が帳を降ろすころに出かけたその神社は、決して大きくはないが、意外と人出がある場所だった。
ここは、商売繁盛・縁結びの神様が奉ってあるらしいのだ。
若いカップルの姿も多い中、一際背の高い金髪のイケメン外国人と、英語で会話する振袖の美少女の姿があった。

最近はなかなか振袖にもお目にかかれないが、今日はラッキーかもしれない。
ちょうど早めの成人式と重なったのであろうか?
キョーコと同じような年齢の女性たちが振袖を着て、街を歩いて行く。
必要以上に注目を浴びずにすみそうだ。


「二拝、二拍手、一拝だったよね?」

「正解です。」

二人並んでお賽銭をいれ、八百万の神に祈る。
祈りを終え、境内をゆっくり歩き始めると、蓮が呟いた。

「日本人ってホント不思議だよね。仏教徒なのに神様も奉ってお願いする。キョーコは何をお願いしたの?」

「う~ん、本当はお願いをするのではなくて、御礼と誓いをするそうなんですよ?」

「御礼?」

「去年1年間、お蔭様で頑張れました、今年も頑張りますから、見ていてくださいって…。
ただし、これは受け売りなので、みんながそう思っているかどうかは知りませんけど、私はその考え方は好きなんです。」

「どうして?」

「平凡な毎日に感謝して、偶然の出来事にも感謝して、誰かに何とかしてもらうんじゃなく、自分の力でつかみ取る。頑張りますから見ていてくださいって…、なんだか素敵だと思いませんか?」

「うん、そうだね。素敵だ。」

キョーコの信念が垣間見える。
芯が太く、ぶれない強さ。
こういう強かなところにも惹かれる。
久遠は、キョーコを引き寄せて、抱きしめた。
肩に巻いたファーがくすぐったい。
幸いなことに夜の闇が隠してくれるから、思わずキョーコの唇を奪ってしまった。

「うん…ふっ…。…久遠、ダメですよ?あまり境内で不埒なことをすると、神様にしかられちゃいます。」

「じゃぁ、境内じゃなかったらいい?」

「ん、もうっ!!」

「冗談、冗談。帰って、お節食べよう?」


帰り道、お節を食べるなら日本酒があっても良いかな?と思って、ちょっとコンビニに立ち寄った。
一通り店内を冷やかして、目的の日本酒を手に取る。
レジに並ぼうとしたとき、ふと目に入った抹茶色のパッケージ。

『〔期間限定〕かばぷりん~紳士淑女の密約・濃厚生クリーム抹茶味~』

ちょうど残りは二つ。
久遠とキョーコは見合わせて、二つのかばぷりんを手に取った。



(後編に続く)

次は限定はいります。新年から、もう…どれだけ暴走するんでしょうね~?
自分の妄想脳内が信じられません。
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