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S-ふれ 5

こんばんは
なんだか、頭の中がGで沸いてて(サイテー(;д;))…連載中だっていうのを忘れてしまいそうですけど、こっちはこっちであら?な展開です。


ネタ元のお話はこちら↓
リク魔人様のリク罠208


今回もあの人については勝手気ままな妄想です!(←断言)

では、どうぞ。







「おや珍しい、一人で飲んでるんだ?」
「あ、古賀さん。お疲れ様です。」
「一人でいたいなら邪魔しないけど、一緒に飲んでもいいかな。」
「はい、勿論です!」

ロケ先のホテル
深夜のラウンジは薄暗くひっそりとした空間で、密談にはもってこいだ。

ドラマの共演者である古賀は、キョーコの隣に座るとウィスキーをボーイに注文した。





S-ふれ 5





古賀との共演も泥中の蓮以降、何度目かになった。
当時は虐められたり散々嫌味を言われたりしたものだが、お互い演技に真摯に向き合う者同士。最近ではスタッフを交えて飲みに行く機会も割と多くなっていた。

「ホントに珍しいね。君が一人で飲んでるの、見たことないよ。」
「そうですか?そんな事はないと思うんですけど。」
「部屋で一人、缶チューハイをチビチビ飲んでるタイプかと思ってた。」
「あははは、それ、ほぼ正解です!」
「これが東京なら、ナンパ待ちに見えるかもね。」
「まさか!そんな訳ないですよ。」
「おやおや、分かりやすくて聞きたくないんだけど、何かあったの?」

「あー……えーとですね。ちょっと考えたい事があったので…」

古賀はふ、と口元を緩めた。

「もしかして、あの大嫌いな男の話?やっぱり聞くのやめようかな。」
「くすくすくす、本当にぶれませんね。古賀さんの敦賀さん嫌い」
「失礼な。いつも言っているだろう?スケールが違うと言うのなら、この狭い日本から世界へ羽ばたけばいいんだと。彼がいなくなった日本は僕を含めた他の俳優陣にとってさぞかし過ごしやすいだろうと言っているだけだよ?」
「ぷっ!」
「…………で、その嫌味な男をバカみたいに思い続けているおめでたい君が、何を悩んでいるって?いつ私の思いは叶うのかしら…ってとこかな?」

古賀の言葉にキョーコはぶすりとねめつけた。

「おめでたくてすみませんね。どうせ思い続けてたって、叶いませんよーだ。」
「へぇ?そうは見えないけど?」
「見えないんですか?」
「見えないね。何を躊躇うことがあるのかと思うほどだよ。だいたい、有名な話だろう?敦賀君が君を特別可愛がっているなんてことは。それでいてはた迷惑な独占欲を撒き散らす割にはそれ以上何もしないときてる。さっさと君が彼を誘惑して、あのくだらないランキングですら名実供に俺のものになればいいのにと常に思っているさ。」

「………相変わらずの物言いでいっそ清々しいです。」

「だいたい君も君だ。あれだけいろんな番組から男性陣の誘いを受けて飲み会にも参加しておいて、一向になびかないだなんてどうかしてるよ。一度彼に泡でも吹かせてみたらいいのに」
「うゎ、悪趣味ですよ、そんなの」
「悪趣味?大いに結構。寧ろ褒め言葉なくらいだ。で、どうして誘いに乗らないんだって?いい勢いで飲んでることだってあるだろうに。」
「それはだって……」
「だって、なに?」

「………酔えないんですもの」

トールグラスのカクテルを揺らしながら、キョーコは視線を落とした。

「どなたと飲みに行っても、酔うことなんてできないんですよ、残念ながら。」

「……へぇ……酔わない、じゃなくて酔えないの?」
「そうみたいです」
「ふうん………じゃあさ、確かめてみる?」

「何を…ですか?」

「本当で酔わないかどうか」
「え………」

「規格外の男がいるせいで、抱かれたい男No.2だなんて不名誉な称号を与えられ続けた男の本領を発揮してみせようか?ってこと。」

古賀はそういうとキョーコの顎に指をかけ、ゆっくり顔を近づける。
この男もまた、程よい香りをその身に纏い、悩ましげな目つきでキョーコを捉えた。

「目、閉じないの?」

唇と唇が触れ合う寸前で、淡々と問う
きっと背後から見ていたら、接吻が交わされているだろうと思える距離で

「無理ですよ、酔ってないですから。」
「そうかな?おそらく、No.1ほど有名無実な称号じゃないと思うよ。あんなヘタレ俳優と一緒にしないでほしいな。これから部屋に来る?芝居じゃなく一度試してみたらわかるんじゃない?」

「流石はプレイボーイですね。」
「自覚してるよ。ご心配なく」

古賀は飄々と言ってのける。

「で、どうする?」
「部屋には行きません。当たり前じゃないですか」
「えー、来てみればいいのに。世界が広がるよ?きっと」
「広がらなくていいです」
「なあんだ、つまんないの」
「つまらない女ですみませんね。どうせ、女としての魅力の欠片もございません!」
「へぇ、それが考えたい事なんだ?くだらないね。」

古賀は確信を得たように、にやりと口元を上げた。

「え、いや…まあ…う~~~…」

「どうせつまんない事を考えてたんだろうけどさ、彼は嫌味なほど天然タラシには間違いないけど、プレイボーイではないからね。実際に身持ちが固いのは、君に義理立てしているようにしか見えないんだな。」

「義理立て………?」

「そう。まあ、よほどのことがない限り総じて男は下半身の生き物で間違いないよ。だからこの世界にいて、あれだけ色気を振りまいているのに手を出さないし、出されないって言うのは、ある意味不気味なんだよねー。だから、彼にとって抱かれたい男なんてのは有名無実で分不相応な称号だと言っているわけだけれど。」
「古賀さんにはそういうふうに見えるんですね。」

有名無実で分不相応とは…古賀にしてみれば浮いた噂がほとんどない蓮のことなど、その程度にしか思っていないのだろう。

(けれどあの人は……)

そう思った途端、キョーコの顔が上気した。
いきなり酔いが回ったみたいに顔面が火照る。

「………何、その顔?」

今度は逆に、古賀が憮然とした表情で問いかけた。

「まさか…何か思い出したんじゃないだろうね…」
「ひぇっ!」
「はぁ!?滅茶苦茶傷つくんだけど?」
「すっ…!すみません!!」

やれやれと言った態で古賀はおどけて見せた。

「あーーーーーーーーーーっ!ホントむかつく!明日の撮影、いびり倒してあげるから覚悟しとくんだね!」

古賀の爽やか笑顔の共演者いびりには、ある意味もう慣れた。
クスクスと笑って、小さく敬礼をしてみせる。

「はいっ!望むところです!」





(続く)
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コメント

二人の間では、ただの親しい先輩後輩
でも、はたから見れば、結構ラブラブ?ニヤニヤ

蓮さんが、キョコさんにくっついて欲しくない男、ショータローの次席はこの方かしら?

ついて欲しくない男というより、抹さ. つランキングですけどね。←物騒

まあ、たんこぶなナンバーワンに長年押さえられている彼からすれば、くっついて独身フリー男の舞台から早く降りて欲しいでしょうね〜。

さてさて、偶然の密会はスパイスになるのか。続きも楽しみにしてます。

  • 2018-12-10│20:21 |
  • まじーん URL│
  • [edit]
Re: 二人の間では、ただの親しい先輩後輩
> まじーん 様

私的に、2人の間にはかなりの敵対感情があると推察します。
キジーは微妙に鼻に付く奴、(社)
村雨は懲りないエメンタールな奴
バカ太郎は厄介な伏兵
流石にNo.2は伊達じゃないかと。

古賀さんのあの調子なら、爽やか笑顔で毒を吐いているくらい、当然蓮さんも分かっているでしょうからね。

互いにまっ ✖️つしたいと思ってたら、怖いな。

今回も鋭いコメント、ありがとうございます😊
  • 2018-12-10│23:04 |
  • かばぷー URL│
  • [edit]

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