あの日の夜に何があったか?【番外編1】

「敦賀さん」
「…ん?」

キョーコが、俺の腕枕から見上げてくる。

「そういえば、いつだったか、新宿のホテルで、朝お会いしましたよね。」
「うん…、会ったね。」
「それって…結局、何だったのですか?」

思いがけない事を聞かれて、一瞬、俺は固まってしまった。


あの日の夜に何があったか?
【雨降りに花開く恋心 番外編1】



「何で、今頃聞くかな?」
「だって、気になったんですもん。」
「ヤキモチ?」
「むーん…ちょっとだけ。」

かわいい…。

口を尖らせて、俺の胸元にいじいじと指を走らせて、ちょっとくすぐったい。
こんなかわいいヤキモチを焼いてくれるなら、誤解もたまにはいいけど、焦らすのは…危険だな。

「キョーコは、あの後すぐに別の場所に移動したでしょ。だから、放送は見て無いんだね。」
「何を?」
「ビクトリア・コーネルの独占インタビュー」
「あのインタビュアーって、敦賀さんだったんですか?」
「あ…、やっぱり、知らなかった?」
「はい、見てません。だって、ホワイトボードには、何も書いてありませんでした。」
「あるわけないよ。急遽決まった午前4時、来日直後の極秘独占インタビューだもん。」
「4時…。」
「もちろん、ロングインタビューになったけどね。さては、特番も見て無いな。」
「はあ…すみません。」
「しかもその後、時差ボケで辛いからって6時まで付き合わされて、スタッフ共々ヘロヘロ。」
「それで、あの時間に…」
「おまけにホテルで偶然君に会えたから、喜び勇んで駆け寄って見れば、元気はないし、お盛んですね。とか言われて…。少々凹んだ。」
「だって、残り香もありましたし。」
「あぁ、2時間で移るくらい、強い匂いだったよ。…で?お盛んですねって…何?」
「え…あのー、それはですね…」
「それは…?こんなことをしてたっていう意味かな?」

キョーコの背中につい…と、思わせぶりに手のひらを撫で下ろすと、身体をピクリと震わせる。
さっきの余韻が残っているのか、反応がすぐに返ってくることに気を良くする俺。

「心配した?あの時にはもう、君しか目に入っていなかったけどね。」
「そんなの…知りませんでした。もう、恥ずかしい。だから、ロケバスがいても、平気だったんですね。」
「クス…キョーコ、俺の動向をホワイトボードで気にしてくれてたんだ。嬉しいな。」
「や、その…。」

真っ赤になってモジモジして…。
キョーコもその頃から、気にしてくれたんだと思うと、嬉しくて仕方がない。
俺は嬉しさと一緒にむくむくと湧き上がる欲望を潜ませて、キョーコに囁く。

「キョーコ、続きをしよう。」

キョーコの額に、頬に口付ける。

「…お盛んですね。」
「もちろん、君にだけね。」

キスすると、そっと目を閉じる君。
かわいい、かわいいキョーコのヤキモチ。

あの日の夜に何があったか?

…なんて、秘密にしていたわけじゃない。

些細な事かもしれないけれど、君の心配がなくなりますように。





(END)



うふふ。
安心して下さい。してませんよ?
↑パクリ?
蓮さんとキョコさんの、寝物語。
(あら?こう書くといやらしいわ。)
楽しんで頂けましたか?

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